櫻坂46が4周年ライブ史上最多動員で国内外にファンダム拡大中!メンバーが見せた涙の意味とは
エンタメNEXT / 2024年11月28日 18時0分
櫻坂46
櫻坂46の4周年記念となる『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』が、11月23日・24日にZOZOマリンスタジアム(千葉県)で開催された。見切れ席やステージバック席、海外ファン専用席も含め全完売で、2日間で72,000人を動員し、昨年に続き同会場史上最大動員数を記録した。また、両日ともにオンラインで国内外に向け生配信され、世界中のBuddies(櫻坂46ファンの総称)が見守った。
【関連画像】【関連画像】櫻坂46、グループ4周年ライブで72,000人を動員
開演前、会場前方のスクリーンには、山崎天(※「崎」の右は「たつさき」が正式表記)ら8人のメンバーが登場するソニー『Xperia 1 VI』や、森田ひかる初主演の『サントリー天然水』など、櫻坂46メンバーが起用されてきた大企業のCMが続々と流れ、今年1年の櫻坂46の充実ぶりが手に取るように伝わる。
ライブ序盤には、6月に2日で11万人を動員した東京ドーム公演の流れを継いだ『ドローン旋回中』、『Anthem time』のミックスメドレーや、シングル表題曲『何歳の頃に戻りたいのか?』、『BAN』といった鉄板曲で大観衆を大いに沸かせる。
一方で、最新シングルから『嵐の前、世界の終わり』、『本質的なこと』(DAY2)、『TOKYO SNOW』の初パフォーマンス、ユニット曲から『縁起担ぎ』(DAY1)、『イザベルについて』(DAY1)、『今さらSuddenly』(DAY2)などレア曲の披露も多く飛び出し、“櫻坂46の今”を提示していく。
曲間のMCでは、昨年休養のためライブ参加できなかった小池美波が当時を回顧。ファンやメンバーの温かいサポートによりグループに「戻りたい」と決意し、この日を迎えられていることを涙ながらに明かした。
それは『引きこもる時間はない』(DAY1)のセンターで、腰の怪我から復帰したとは想像できないソロダンスも見せた向井純葉、同じく腰の怪我でDAY1はMCのみの参加だったが『標識』(DAY2)で復帰後初パフォーマンスを見せた小田倉麗奈、また過去二度の体調不良による休養から復帰し、今回二期生曲『コンビナート』(DAY1)初参加を果たした遠藤光莉も同じ想いではないだろうか。村山美羽がMCで「櫻坂って絶対1人にしないんですよ」と語ったことがそれを象徴している。
ライブ前半の締めくくりには『ブルームーンキス』、『思ったよりも寂しくない』、『最終の地下鉄に乗って』など、改名後、その時その時で全力を尽くし“櫻坂46らしさ”を追求していた初期楽曲が並び、周年ライブらしくノスタルジーを誘う。
ライブ後半の幕開けは、今の櫻坂46の名刺代わりとも言える『Start over!』で観衆を熱狂の渦に飲み込んだ。長らく、一・二期生のみで披露されてきた同曲だが、卒業した小林由依のポジションには、直前のMCで、小林から“グループのために生きること”を引き継ぐと宣言していた三期生・村井優が入り、同曲センター・藤吉夏鈴との“拒絶”を表す鬼気迫る絡みを見せた。また、同じく卒業した土生瑞穂のポジションには、妖艶さが増した三期生・村山が満を持して入り、土生を中心にメンバーが円を作る通称“土生サークル”は“美羽サークル”へと変化した。この2つの継承は単なる穴埋めではなく、タイトルの通り『Start over!』をここから“やり直す”意味が込められているように思う。
さらに終盤に向け、カップリング曲ながらライブ・フェスを盛り上げるハードなロックチューン『マンホールの蓋の上』、『もう一曲 欲しいのかい?』で会場に“群衆フィーバー”をもたらす。そこから『承認欲求』、『自業自得』とシングル表題曲でボルテージを最高潮に高めた後、最新シングル表題曲『I want tomorrow to come』で本編の劇的なクライマックスを迎えた。
鳴り止まないアンコールに応え、『Buddies』で会場を包んだ後のMCでは、『I want tomorrow to come』でセンターを務める山下瞳月が、「明日が来てほしくないな」という日があること、同曲に心が救われたことを打ち明けながら涙を流した。
彼女の涙の真意は推測の域を出ないが、精鋭揃いの櫻坂46だけに、選抜、特にセンターに対しては、その座に相応しいかどうか大衆からシビアな視線を向けられることもある。三期生で初の2作連続表題曲センターとなった山下がライブ中、一・二期生含む全メンバーを従え先頭で花道を突き進んだり、「ZOZOマリンまとめてかかってこい!」と絶叫し観衆に煽りを入れた際の覚悟は、並大抵のものではないだろう。常にグループのために尽くし、ファンに寄り添う山下の姿勢に胸を打たれる。
MCの最後には、グループをまとめあげてきたキャプテン松田里奈が「櫻坂がある限りゴールは無い」と、東京ドーム公演成功など今年1年の飛躍に留まらず、そこから先の「まだ見たことがない景色」のために邁進することを宣言。サイリウムで櫻色に染まったスタジアムが揺れる中、『櫻坂の詩』でライブは幕を閉じた。
櫻坂46は、今年上半期アルバム・シングルの総売上金額が約20億円に達し、全体4位、女性アーティストとしては1位を記録(SoundScan Japan調べ)。チケットは争奪戦となりあらゆる単独ライブを全完売させたほか、昨年に続き数々の国内主要フェスへの参加、韓国と香港の大規模フェス出演など海外での活動も展開し、世界中でファンダムを拡大中だ。大晦日には『NHK紅白歌合戦』に2年連続4回目の出場を果たす。
わずか1年数ヶ月前には想像も出来なかった、ドームツアー、海外単独ライブもいよいよ射程圏内だ。
【あわせて読む】櫻坂46・遠藤理子が初センターを務める三期生楽曲「本質的なこと」MVの公開が決定
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