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『海に眠るダイヤモンド』第5話 國村隼の一言に涙…血の繋がっていない家族のかたち

エンタメNEXT / 2024年11月27日 18時37分

『海に眠るダイヤモンド』第5話 國村隼の一言に涙…血の繋がっていない家族のかたち

『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)

神木隆之介が主演を務めるTVドラマ『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)の第5話が、11月24日に放送された。(以下、ドラマのネタバレを含みます)

【関連写真】槙野万太郎(神木隆之介)ほか『らんまん』場面カット【18点】

今回のエピソードでは、それまで謎に包まれていたいづみ(宮本信子)の正体がついに明らかになる。彼女の本名は池ケ谷朝子…銀座食堂の看板娘・朝子と同じ名前だったのだ。

確かに二人の髪型は同じだし、第1話でちゃんぽんを食べるシーンでは「まあまあの味」と食堂で働いていた彼女らしいコメントをしていた。第1話ではリナ、第2話では百合子、そして第3話では朝子が、いづみとの関連性をほのめかすような演出になっていたが、中盤の第5話で一旦その謎は明かされたことになる(“同じ名前だった” とか “一旦” とか歯切れの悪い表現をしているのは、筆者が100%いづみ=朝子が立証された訳ではないと思っているからです)。

その一方で、玲央(神木隆之介)のDNA判定の結果も判明。もし彼がいづみの孫であれば、IKEGAYA株式会社の相続権を得られたのだが、残念ながら「擬孫 日下玲央は祖母と思われる者の生物学的孫ではない」という結論に。今後このドラマは、「いづみの正体は?」から、「玲央の正体は?」「玲央の父親って何者?」へとよりシフトしていくことだろう。

そしてこの展開は、「血のつながった者だけが、本当の家族ではない」という、第5話のエピソード・タイトル「一島一家」にもリンクする。いづみと玲央のあいだには、すでに血縁を超えた関係性が築かれているからだ。



端島では、ストライキをきっかけにして賢将(清水尋也)が炭鉱員たちと対立。彼の父親が、鷹羽鉱業の幹部職員で炭鉱長の辰雄(沢村一樹)というやっかみもあり、賢将は次第に居場所を失っていく。

そんな彼に、「うちのカレー、いつ食いに来るんだ」と優しく声をかけたのが、一平(國村隼)だった。息子・鉄平(神木隆之介)の幼馴染である賢将を、一平は小さい頃からずっと見守ってきた。そして彼は続けて、他の炭鉱員たちにこう宣言するーーー「なんだお前ら知らなかったのか?あいつはな、うちの家族なんだ。俺の自慢の息子!…みてぇなもんだ」。

「一島一家」をスローガンに掲げる端島の人々。血は繋がっているけど、すでに関係性は冷え切っているIKEGAYA株式会社の面々。第3話のラストで、いづみが玲央に「さあ、一緒にこの会社を潰そうじゃないか」と語ったのは、「血縁関係ではない、新しい家族のかたちを築こうじゃないか」という意思表明だったのかもしれない。

『海に眠るダイヤモンド』は中盤に入って、いよいよその全貌を見せ始めた。

【あわせて読む】『海に眠るダイヤモンド』第4話 エピソードタイトルの「沈黙」が意味するものとは?

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