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「絶対にいいものが撮れるはず」後藤真希、話題の最新写真集出版のきっかけ

エンタメNEXT / 2024年12月21日 6時0分

「絶対にいいものが撮れるはず」後藤真希、話題の最新写真集出版のきっかけ

後藤真希 撮影/荻原大志

後藤真希の最新写真集『flos』(講談社)が、発売されるやいなや、すさまじい美貌で「神すぎる!」と話題になっている。モーニング娘。のセンターとして一世を風靡し、25年経ってますます進化している彼女に直撃し、写真集に懸ける想いやこれまでのキャリアについて語ってもらった。(前後編の前編)

【写真】神懸かり的な美貌、後藤真希の撮りおろしカット【10点】

──あらためて、今回の写真集『flos』を出すことになった経緯を教えてください。

後藤 「今、心身ともにすごくいい状態だから、絶対にいいものが撮れるはず」という感じで、去年くらいに自分から提案したんです。今まではなかったパターンですね。でも話はトントン拍子で進んで、あっという間にフィッティングとかロケ地選びが決まっていきました。

──3年前に出された前作『ramus』(講談社)も異例の売り上げを記録しましたし、それでも自分から提案したというのは、ご自身の中で心境的な変化があったのでしょうか?

後藤 よっぽど自分に自信があったんでしょうね(笑)。でも真面目な話、コンディション的にも、気持ちの面でも、表情の面でも、いい感じでできているなっていう感触があったんです。以前より笑うことがすごく増えていましたから。

それは精神的な部分も大きく関係していて、ライブをやってファンの人たちとのコミュニケーションも取れていたし、YouTubeとかを積極的にやるようになったのもあったし。私たちが芸能界に入った頃っていうのはSNSとかもなかったので、“プライベートは明かさない”という考えが染みついていたんですよ。だけどコロナ禍もあったし、自分のことをどんどんオープンにするようになって、それで自然といろんな表情が出るようになってきたんです。

──写真集の制作に入り、改めてコンディションを整えるようなことは?

後藤 撮影前のスキマ時間にヒップアップ運動と称して足を上げて満足したり、重りを持ちながらスクワットしたりはしたんですけど……普段から“身体を作る”ということをやっていないのもあり、まぁこれが続かない(笑)!「ジムに行きたい」って10年くらい言っていますからね。要は10年もジムから足が遠のいているってことです。

──では、この卓越した“ゴマキボディ”はどうやって作られているんですか?

後藤 もともと体質的に太りにくいという面はあるかもしれないです。ちょっと運動するとすぐ汗をかくくらい、代謝が結構いいんですよね。

──撮影は韓国で行ったそうですね。

後藤 済州島に初めて行きました! あいにく天候には恵まれなかったんですけど、ソウルの雰囲気とは違い、海に囲まれたリゾート地って感じがして素敵でした。

──写真集の見どころをあげるとしたらどんなところでしょうか?

後藤 結構攻めているカットもあるところ(笑)! ページをめくった方がハッと驚くような写真がたくさん出てくるはずです。大胆で解放的な姿を楽しんでいただけるんじゃないかな。

ただ私自身の意識としては女性目線で美しいと感じてもらえるような大胆さにしたつもりです。3年前の写真集に比べて、明らかに進化した姿をアピールできたんじゃないかと思っています。



──変化といえば、15歳でデビューした後藤さんも来年で40歳という節目を迎えることになります。

後藤 やっぱり変化は感じますね。たとえば昔は寝ないでいても平気だったのが、今は睡眠をちゃんと確保しないと翌日のお仕事に響いたりもしますし(笑)。

でも今年は13年ぶりにミニアルバムを出すことができたから、それが変化としては大きかった気がします。もともと音楽がやりたくてこの世界に入ってきたので、25周年に向けていろいろ準備していく中で、「やるぞ!」という気持ちのスイッチが入りました。

──今の後藤さんのファン層ってどんな感じなんですか?

後藤 それが驚くほどバラバラなんですよ。YouTubeを観てくれる層とライブに来てくれる層でも全然違いますしね。でも全体的に言えるのは、女性の方が圧倒的に増えているということ。私がデビューしたときに小学校とか幼稚園だった子が、働いて自分のお金を使えるような立場になって現場に来てくれる……というパターンが多い気がします。

もちろんモーニング娘。時代から変わらず応援してくれている男性の方や、「最近ファンになりました」という若い人もいますね。

──ちなみに後藤さんが最近ハマっていることはありますか?

後藤 歴史もののドラマや映画を観ること! 宮廷系とかは、日本と韓国の両方とも好きですね。小学生の頃から図書館で借りてくるのが紫式部とか卑弥呼の話だったりしたし、興味はあったと思うんです。時代劇もよく観ていて、特に『暴れん坊将軍』(テレビ朝日系)とか『水戸黄門』(TBS系)が好きでした。

──渋いですね。

後藤 デビューしたての頃とかも『遠山の金さん』(テレビ朝日系)に夢中でしたから(笑)。ただ、「歴史に詳しいか?」と言われたら、そういうことではまったくないんです。

これだけ観ていても、知識がまったく身につかなくて……。ドラマとか映画とか観ると登場人物のことが気になるから、一応、Googleで調べたりもするんですけどね。やっぱり“好き”ってことと“得意”ってことは別なのかな?

たとえば織田信長なんて女性だと思い込んでいたんですよ(笑)。天海祐希さんの『女信長』(フジテレビ系)を最初に観ちゃったものですから、あとから「うわっ、女の人じゃ全然ないじゃん!」とかビックリしましたね。

(取材・文/小野田衛)

▼後藤真希(ごとう・まき)
1985年9月23日、東京都出身。99年、モーニング娘。のメンバーとしてデビューし、数多くのヒット作に参加。その後はソロアーティストとして活躍の場を広げる。近年はライブや舞台などのほか、YouTuberとしてもマルチに活動している。24年7月には13年ぶりとなるシングル『CLAP CLAP』、同9月にはミニアルバム『prAyer』をリリースして話題を呼んだ。写真集「flos」が通常版・電子版で発売中。

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