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真のパートナーになれるか?『おむすび』第12週、顕著になった結と翔也の“違い”

エンタメNEXT / 2024年12月23日 15時12分

真のパートナーになれるか?『おむすび』第12週、顕著になった結と翔也の“違い”

写真◎NHK

現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』(総合・月曜~土曜8時ほか)。12月16日(月)~20日(金)放送の第12週「働くって何なん?」では、結(橋本環奈)や翔也(佐野勇斗)が働くことの難しさに直面。なかでも第60回で翔也が「もう野球できねえかもしんねえ」と吐露するシーンには、視聴者から同情の声が多く寄せられていた。

【写真】『おむすび』第12週、顕著になった結と翔也の“違い”【5点】

翔也は肩の痛みに気づいていながら病院に行くのを避け、監督や結にも相談していなかった。思えば、翔也の“言えない”エピソードは今回が初めてではない。糸島編で結が作ったお弁当のカロリーが高すぎたときや、反対に専門学校編で結が作った献立表のカロリーが足りなかったときも翔也は自分から言い出すことができなかった。

細かいところでいえば、澤田先輩(関口メンディー)の豪速球を前にスランプに陥ったときや、星河電器で業務に苦戦したときも誰にも相談していなかった。この翔也の“言えない”性格は、一体どこからきているのだろうか。

翔也は高校時代野球部のエースとして活躍していたほど、技術力は十分にある。サクセスノートを持ち歩いたり毎日ランニングをしたりと努力も怠っていない。しかし、どこか自分よりも周りを優先してしまう節があるのだ。第57回で陽太(菅生新樹)が神戸に来たときも、結に話があったにも関わらず「神戸案内してあげたら?」と提案。振り返ってみても「これは嫌」「これはやりたくない」などと自分の意思を主張している場面はほとんどなく、いつも空気を読んで立ち回りをしている印象だ。

周りの雰囲気に合わせて行動できるのは長所ではあるが、プロ野球選手を目指す上では短所にもなり得る。プロ入りを果たした澤田先輩と比べると、翔也に精神力が足りていないことは明らかだろう。

一方、結は“言える”性格の持ち主である。ここまで『おむすび』を見届けてきた方々には説明するまでもないが、結は本音であろうとなかろうと「YES」「NO」をハッキリ言えるタイプ。専門学校初日に「彼氏を支えるために栄養を学びたい」と発言したり、入社後すぐに先輩調理師に物申したりと精神力の強さは凄まじい。技術が伴っていないことが多いのが玉にキズなのだが、それでも感情を言葉にしながら人生を切り開き、着実に前に進んできた。

とは言え、翔也も「いつか夢は叶うだろう」とただ周りに流されていたわけではない。甲子園出場を果たせなかったとき「人生は思い通りにいがねえ。1回や2回、いや何度だって失敗する」と発言していたように、夢を追いかける難しさはきちんと理解していたはずだ。だが翔也は夢は叶うものだと信じ切っており、夢を失う可能性があることは全く想像していなかったのだろう。

また翔也の「プロ野球選手になる」という夢は、「一生懸命やってもいつかみんな消える」と嘆いていた結への誓いと約束でもあった。自分の夢を失い、恋人との約束も果たせない…翔也の辛さは画面越しからもひしひしと伝わってくる。

技術はあるが精神力が足りていない翔也と、精神力はあるが技術不足な結。凸凹がぴったりハマればお互いを支え合える真のパートナーになれるはずだ。翔也は新たな夢を見つけ、人生のサクセスノートを書き換えることができるのか。二人の明るい未来を心から祈っている。

【あわせて読む】橋本環奈、朝ドラ『おむすび』の制服オフショットに「毎朝元気になれそう」の声

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