完全にフリーランスから小栗旬率いる事務所所属へ、小西桜子「すごく恵まれた環境」
エンタメNEXT / 2024年12月24日 6時2分
小西桜子 撮影/西邑泰和
デビューから連続して『ファンシー』『初恋』とヒロインを演じた小西桜子(26)。その後も高い演技力を買われ、様々な作品に引っ張りだこに。12月20日公開の『ありきたりな言葉じゃなくて』では、主人公を絶望に突き落とす女性を見事に演じきっている。今年9月からは小栗旬率いるトライストーン・エンタテインメントに所属したことで心機一転、前向きに仕事に取り組んでいるとのこと。記事前編に続いて後編では、これまでのキャリアや最近ハマっていることについても語ってもらった(前後編の後編)。
【前編はこちら】映像業界の実話が映画化・主人公をどん底に落とすヒロイン役の小西桜子「人格を否定せずに演じた」
【写真】『ありきたりな言葉じゃなくて』ヒロイン役の小西桜子
──映画『ありきたりな言葉じゃなくて』で主人公の拓哉はあらぬ噂話に翻弄されることになりますが、SNSの台頭によって同じような苦しみを味わうケースは増えていると思います。小西さん自身のネットとの付き合い方は?
小西 私も生活するうえでインターネットに載っていることを参考にすることはいっぱいありますけど、ネットに答えがすべてあるとは決して思えないんです。そこは普段から意識していることかもしれません。たとえば私自身のWikipediaを見ても「そこはちょっと違うんじゃないの?」みたいなところがありますし(笑)。
──Wikipediaは結構、事実とは異なることも書かれていますからね。
小西 それにネット上には昔の発言とか情報がずっと残るのも怖いですね。社会の常識とか人の考え方ってどんどんアップデートされていくものなのですが。それなのに何年か前の発言を切り取られて、「この人はこういう考え方をする」とか決めつけられるのは疑問に思いますし。いずれにせよ、インターネットを全部鵜呑みにしてはいけないというのは肝に銘じています。
──この作品を観る人に、どんなことを感じてほしいですか?
小西 物事って冷静に突き詰めていくと「原因があって、結果がある」ということになるはずなんです。だけど同時に、一面から見ただけでは理解できない部分もあると思うんですよね。だからこそ、多面的な見方をすることが大事じゃないかなって。
──なるほど。非常に現代的なテーマかもしれません。
小西 たとえば自分から見たら、この人は悪い人だ。だけど、本人の中ではきちんと正義を貫いているのかもしれない。そういうのって結局は想像力の問題も絡んでくると思うんですね。この作品を観ることで、なるべく寛容で多様な価値観を持つきっかけになればいいなと思っています。
──小西さん個人の2024年を振り返ってみると、9月には芸能事務所トライストーン・エンタテイメントの所属となりました。
小西 本当に所属させていただけることになり、ありがたい限りです。未来に向かって少しでも可能性を感じていただけたということだと思うので、自分もそれに応えられるよう、これからは一つひとつの仕事でいい結果を残していきたいと考えています。
──実際、仕事や心境の面で変化したこともありましたか?
小西 それまでは完全にフリーランスでやっていましたから、先輩とか同期みたいな存在がいなかったんですよ。今は周りに年齢が近い人たちもいるので、いろんな影響を与えてもらっています。一緒に切磋琢磨していくような感覚もありますし、すごく恵まれた環境だと感じますね。日々、「私も頑張らないとな」という気持ちにさせていただいております。
──これまでのキャリアを振り返って、ターニングポイントになったのは?
小西 『猫』(テレビ東京系)というドラマです。今でも「あの作品はよかった」って言われることが多いんですよ。私自身も大好きで思い入れがある作品ですし、今思うと『猫』で主演を務めさせていただいたのは大きな出来事だった気がします。
──最後に最近ハマっていることを教えてください。
小西 キックボクシングを習い始めたんですよ。それがすごく楽しくて!
──試合は出ないんですか?
小西 いやいやいや……試合はさすがに(笑)。キックの試合で闘うって神聖なものですからね。そんなおいそれと出るわけにはいかないです。でも、新しい挑戦をするのって自分的にも刺激になって楽しいですよ。役者業でも、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいです!
▽こにし・さくらこ
1998年3月29日生まれ、埼玉県出身。20年には応募総数約3000人の中から映画『初恋』のヒロインに抜擢される。そのほか、『ファンシー』『猿楽町で会いましょう』『映像研には手を出すな!』『佐々木、イン、マイマイン』や、連続ドラマ「猫」「レンアイ漫画家」「スイートモラトリアム」など映画やドラマで幅広く活躍している。今後も12月20日公開の映画「ありきたりな言葉じゃなくて」、来年1月11日スタートのドラマ「風のふく島」(テレビ東京系)、1月14日スタートのドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」に出演する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
主演映画『ありきたりな言葉じゃなくて』公開中の前原滉 若きバイプレイヤーから注目の俳優へ「やることと言えば、これからも芝居を頑張ることだけ」
ORICON NEWS / 2025年1月1日 12時29分
-
映像業界の実話が映画化・主人公をどん底に落とすヒロイン役の小西桜子「人格を否定せずに演じた」
エンタメNEXT / 2024年12月24日 6時1分
-
ヒロイン役の小西桜子「こうして満席の客席を見るのは凄くうれしい」と笑顔
スポニチアネックス / 2024年12月21日 15時42分
-
芳根京子主演『まどか26歳、研修医やってます!』、吉村界人、小西桜子、堀田茜ら共演キャスト発表
クランクイン! / 2024年12月7日 8時0分
-
芳根京子主演ドラマに吉村界人、小西桜子、堀田茜ら出演
マイナビニュース / 2024年12月7日 8時0分
ランキング
-
1正月の顔「格付け」年始特番歴代2位タイの21・2%!全国3287万人が視聴 平均視聴は1696万人
スポニチアネックス / 2025年1月2日 16時13分
-
2TBS女子アナ退局報告ラッシュ…宇内梨沙、加藤シルビア、小倉弘子各アナが続々と年末年始に
日刊スポーツ / 2025年1月2日 18時37分
-
3やす子 フワちゃん騒動で初めて明かす事実「被害妄想しちゃった」「誰にも言えず落ち込んだ」
スポニチアネックス / 2025年1月2日 17時5分
-
4岡田准一がMC就任も次回放送日未定の『だれかtoなかい』気になる元ジャニゲストの行方
週刊女性PRIME / 2025年1月2日 6時0分
-
5東出昌大、“杏に似ている”妊娠8か月の新夫人とのラブラブぶりをバラエティ披露もネット総スカン
週刊女性PRIME / 2025年1月2日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください