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声優の野村麻衣子と広瀬ゆうき、ドラマーMIZUKIのガールズロックバンドLonesome_Blueツアーファイナルに大歓声

エンタメNEXT / 2024年12月25日 20時35分

声優の野村麻衣子と広瀬ゆうき、ドラマーMIZUKIのガールズロックバンドLonesome_Blueツアーファイナルに大歓声

Lonesome_Blue 撮影/小沼高

次世代型ハイブリッドガールズロックバンドとも呼ばれるロンブルが、2024年12月に、【Lonesome_Blue 2nd ONE MAN LIVE TOUR 2024「The Three in One」】と題した東名阪ツアーを開催。今回、12月19日(木)、東京・SHIBUYA CLUB QUATTROで開催されたツアーファイナルの模様をレポートする。

【写真】Lonesome_Blueツアーファイナルの様子【16点】

2022年結成の3人組ガールズロックバンドLonesome_Blue。ボーカルの野村麻衣子は、賢プロダクション所属の声優。最愛の妻を亡くした夫の前に、10歳の小学生に生まれ変わった姿で妻が現れるというヒューマンストーリー『妻、小学生になる。』のテレビアニメ版で、娘の新島麻衣役を演じている。

そして、ベースの広瀬ゆうきは、青二プロダクション所属の声優。かつては、ガールズユニットA応Pのメンバーとしてアイドル活動も行っていた。そんな2人の声優に、元真空ホロウのドラマーMIZUKIが加わり結成されたのがLonesome_Blue(通称:ロンブル)だ。

MIZUKIはサポートドラマーとしても活躍中で、堺正章から超ときめき▽宣伝部(※▽はハートが正式表記)まで…。数多くの人気アーティストのバックバンドでドラムを叩いてきた凄腕ドラマー。金髪がトレードマークで、現在は、ロックバイオリニストのAyasaらと結成したEast Of Edenのメンバーとしても活動を続けている。

ツアーファイナルライブのオープニングは、1st Full Albumに収録されていた「Blind In The Chaos」でスタート。イントロからコールが沸き起こると、続く2曲目「Body Rock」では、シンガロングが生まれるなど、冒頭から会場のボルテージが一気に高まってゆく。そして、音源ではバイオリニストのAyasaがフィーチャーされている「Parallel World」へ。ど頭からライブ定番曲を畳みかける圧巻の幕開けとなった。

続くMCパートでは、広瀬が次のブロックでは新曲を2曲披露すると発表。リリースされたばかりの最新シングル「Go Nuts」、野村と広瀬によるツインボーカルが魅力の新曲「Elemental」を立て続けに披露。会場の熱がさらに高まっていくのが感じられた。

次のMCでは、ツアーのタイトル「The Three in One」に込められた思いが語られる。和訳すると「三位一体」。メンバー3人のことを表現しながらも、ギタリストの存在も今のロンブルには欠かすことができない…と、サポートギターYASHIROが紹介された。



冒頭からここまで、ロンブルらしい激しめの楽曲が続いてきたが、次のブロックでは、新曲の「Final Calling」が披露された。曲を手掛けたのはドラマーのMIZUKI。前半のセットリストは、拳を突き上げてコールするような楽曲が多かっただけに、バラード「Final Calling」では、ステージをじっと見つめて熱い視線を送るファンの姿がとても印象的だった。

そして、再び、バラードから一転。次の「Superhero」では、ボーカル野村、ベース広瀬、サポートギターYASHIROの3人がステージ前方のお立ち台に立ってパフォーマンス。さらに、野村が「踊れ~!」と声を上げると、ロンブルの中では珍しいダンスチューン「Welcome To Heavenly Secret Base」へと続いていく。このブロックは会場の一体感が特に高まると共に、ロンブル楽曲の魅力がとても際立ったブロックだったと言ってもいいのではないだろうか。

そして、ライブもいよいよ終盤戦に突入。ラストブロック最初の曲「To Our Blue」は撮影可能曲ということもあり、推しメンバーにスマホを向けながら、コールを送るファンの姿が多く見られた。

そして、「Hide And Seek」、「Rising Up For Gloria」、「Face The Fear」とコール&レスポンスや拳を高く突き上げて盛り上がる代表曲を一気に畳みかけると、ライブ本編は幕を閉じた。

アンコールのMCでは、ベースの広瀬から、現在ニューアルバムを制作中だというサプライズ発表があり、ファンからは大きな歓声が上がる。続いて、1人ずつツアーを振り返っていく。

まず、ドラムのMIZUKIがバンドの成長を語ると、ベースの広瀬はこのツアーを通じて得たベーシストとしての自信を語った。そして、最後にボーカルの野村が目の前のファンの存在が、自分がロンブルのボーカルとして歌い続けていく理由だと語ると、会場からはひと際大きな拍手と歓声が沸き起こった。

ツアーの充実感と満足感が伝わるMCのあとに披露された最後の1曲は、全員でタオルを回して盛り上がる「It’s My Time!」。まさに会場全体が圧倒的な多幸感に包まれる中で、ツアーファイナルのクアトロ公演は終了を迎えた。

声優とロックバンドの二刀流となるボーカルの野村麻衣子とベースの広瀬ゆうき。そして、Lonesome_BlueとEast Of Edenという2つのガールズロックバンドをかけもちしながら、さらにサポートドラマーやスタジオミュージシャンとしても活動を続けるMIZUKI。

そんな3人の組み合わせで、今のガールズバンドシーンにおいて他にはいないような魅力を放っているバンドがLonesome_Blueだ。声優バンドと侮るなかれ。BPM早目のヘヴィーなサウンドに乗せて、全編英語詞の楽曲も多く、見た目とのギャップに驚かされることだろう。2025年は、ガールズロックバンドLonesome_Blueのさらなる成長と覚醒に期待していてほしい。

【あわせて読む】次世代ガールズバンドに注目!日本一美しいドラマー、ボーカルが元アイドル、凄腕ミュージシャン集結

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