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かが屋・加賀が芸人20組の写真集を発売「ランジャタイの国崎さんはモデルのように表情を変えてくれて」

エンタメNEXT / 2025年1月8日 6時1分

かが屋・加賀が芸人20組の写真集を発売「ランジャタイの国崎さんはモデルのように表情を変えてくれて」

加賀翔(かが屋) 撮影/西邑泰和

お笑い芸人きってのカメラ好きとして知られ、『ラヴィット!』(TBS)では「かが屋の絵になる写真旅」というコーナーを持ち、先ごろ開催された『THE W 2024』では公式カメラマンを務めた加賀翔(かが屋)。今年は関太(タイムマシーン3号)と鈴木もぐら(空気階段)をモデルにした写真集『まあるいふたり』(小学館)の刊行や、雑誌の企画で人気グラビアアイドルも撮影するなど、ますますカメラマンとしての需要が高まっている彼が、全20組の芸人を撮影した写真集『芸人地図』(東京ニュース通信社)を上梓した。カメラ歴10年を誇る加賀翔のカメラマンとしての実像に迫る。(前後編の後編)

【前編】カメラ歴10年のかが屋・加賀、M-1ポスターの写真に嫉妬「あのメンバーを撮れるなんて夢」

【写真】芸人を撮影した写真集『芸人地図』を上梓した加賀翔

──加賀さん自身、被写体になることも多いと思いますが、カメラマンに撮影されている最中に、プロの技術を盗もうと考えることもありますか?

加賀 ないことはないんですが、そもそも僕はカメラの知識に乏しいですし、コツコツやるのは得意なほうですが、そこまでカメラの才能があるとも思っていないんです。たとえばギタリストだったら誰かの曲を耳コピして、この音はこうして出すんだ、だったら自分はこうしようと学習していくと思うんですが、それが僕にはできなくて。カメラマンさんが撮影している姿を見て、こうやっているんだと想像して技術を盗むということができないんです。

──独学でここまで上手いのはすごいことですし、『芸人地図』の写真は、どれも構図が素晴らしいです。

加賀 いやいや。本当に芸人の皆さんとロケーションの力ですね。皆さんの思い出の場所で撮影をしているので、ゆかりもあるし、いい表情をしてくれるんです。『芸人地図』は『TVガイドPERSON』の連載をまとめたもので、最初は僕も事前にロケハンも行っていたんですが、なかなか難しくなって。でも僕も慣れてきて、表紙で使われているマユリカさんの写真は、たまたま通りがかっただけのビルです。

──芸人さんは撮りやすいですか?

加賀 圧倒的に撮りやすいです。撮られることを楽しんでくれる人は何でもやってくれますし、写真が苦手な人は、苦手だなという様がすごく出るので逆に面白いんです。だから写真慣れしているモデルさんなどと違って差が出やすいんですよね。

──撮影時に緊張が伝わってきた芸人さんはいますか?

加賀 カゲヤマさんと、ななまがりの初瀬(悠太)さんです。特に初瀬さんはガチガチで、カメラを向けられると固まっちゃうので全部表情が一緒だったんですよ(笑)。

──芸人さんの緊張をほぐすためにすることはありますか?

加賀 何もしません。そっちのほうが皆さんの見ている本来の姿ですからね。

──何度も共演している芸人さんのほうが撮りやすいというのもありますか。

加賀 やっぱり事務所の先輩のモグライダーさん、きしたかのさん、共演経験の多いトム・ブラウンさんやきつねさんは撮りやすかったです。そもそも僕の大好きな芸人さんばかりで、日頃から好きなことを伝えている方々なので、毎回良い雰囲気で撮ることができました。

──逆に加賀さんが緊張した芸人さんはいますか?

加賀 マユリカさんは憧れの先輩で、あまり“好き”を伝えていなかったので、最初は緊張しました。

──撮られるのが上手いなと感じた芸人さんはどなたですか?

加賀 ランジャタイの国崎(和也)さんです。表情も砕けていますし、シャッター切るたびにプロのモデルさんくらいのスピードでポーズを変えてくれるし、すごいなと思いました。どこで、その感覚を掴んだのか不思議でしたね。



──今年はグラビアアイドルも撮影されていますが、芸人さんとは勝手が違いますか?

加賀 正直、グラビアの方を撮るのが一番難しいかもしれない。というのも僕自身、緊張しているのが出ちゃうので、よそよそしい写真になりがちなんです。それにグラビアって盛り上げたらいいわけでもないですしね。

──時にはしっとりした雰囲気も必要ですしね。

加賀 いろいろ気遣って考えちゃうのはありますね。グラビアで言えば、『ラヴィット!』とのコラボで撮影した若槻(千夏)さんは無敵だなと思いました。ツッコみながら表情を作って、写真が撮り終わったら、またツッコんで、天才過ぎます。若槻さんのように先輩のほうが撮りやすいのもありますね。それは僕自身が先輩になれていないからで、他ジャンルの方を撮影するときに安心感を与えられていないのかなと。

──スナップ写真以外で、今後撮りたいものはありますか?

加賀 僕がカメラを始めた原点でもある馬ですね。コンビニのバイトを辞めて以来、撮りに行けてないんですよ。以前は府中に住んでいたのもあって、入場回数券を買って、毎土日は自転車で東京競馬場に通っていましたからね。装備も充実して、望遠レンズも持っているので久しぶりに馬を撮りたいです。あと車やバイクも撮ってみたいです。人物との関係性ではなくて、技術だけを問われる写真に挑戦したくて、そのためにはもっと練習しないといけないなという気持ちです。

──後輩芸人で写真の腕前がすごいと思う方はいますか?

加賀 プロのカメラマンとしても活動している、ドナタというトリオのヒサノくんです。ヒサノくんはレベルが違いますね。MVやジャケットの撮影もしていますし、自分でデザインもやれるんですよ。カメラもハッセルブラッドを使っていて、それを持って海外に行って、ずっと撮影していました。

──そこまで行くと嫉妬の対象からは外れますか?

加賀 もちろんです。カメラの師匠ですね。その代わり、久野くんが「お笑いを教えてほしい」と言ってたので、僕に教えられることだったら何でも教えます(笑)。

──最後に改めて『芸人地図』の見どころをお聞かせください。

加賀 お笑い好きな人はもちろん、そんなにお笑いを知らないよという人にとっても100パー面白い芸人カタログになっています。やっぱり芸人さんは動いているときが一番面白いので、ここに掲載されている20組で寄席をやるのが夢なんですが、それとは別の魅力が詰まっているので、ぜひ手に取ってください。

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