人気コスプレイヤー・かれしちゃんが映画初出演「田野優花さんとのキスシーンはド緊張」
エンタメNEXT / 2025年1月16日 19時43分
撮影/河野優太
“可愛すぎるフェチ系コスプレイヤー”としてグラビアを中心に活躍するかれしちゃんが『ぼくらのふしだら』で映画初出演。田野優花演じる主人公の女子高生に、溢れる性欲と引き換えに時間停止能力を与える、人ならざる存在“ササヤキ”を妖艶に演じている。田野優花と大胆なキスシーンも披露している本作の撮影エピソードを中心に話を聞いた。
【写真】大胆なキスシーンにも挑戦した、コスプレイヤー・かれしちゃん【11点】
――『ぼくらのふしだら』が映画初出演になりますが、オファーがあったときのお気持ちはいかがでしたか。
かれしちゃん まず自分にできるのかというのが正直な感想でした。本格的なお芝居も初めてな上に、重要な役どころですからね。でもオファーをいただいたからには頑張って期待に応えたい気持ちが強かったです。
――もともとお芝居をやりたい気持ちはあったんですか。
かれしちゃん 何度かお芝居を経験させていただいたときに、セリフも少ない小さな役でしたが楽しくて、いつか本格的にやりたい気持ちはありました。
――『ぼくらのふしだら』は青年誌『月刊ヤングキングアワーズ GH』に連載されていた人気コミックですが、原作を読んだ印象はいかがでしたか。
かれしちゃん 実は今回のオファーがある前から読んでいて大好きな作品だったんですが、直接的に言っちゃうと「エッチなマンガだな」という印象でした(笑)。これを実写化したらどうなるんだろうというワクワクもありましたし、それに携われるのが本当にうれしくて。
――かれしちゃんが演じるのは、田野優花さん演じる主人公・美菜実に時間停止能力を授ける代償として止めどない“性欲”まで与えてしまう性別を持たない謎の存在・ササヤキです。どんな役作りを意識しましたか。
かれしちゃん 原作のササヤキは高圧的な悪魔というイメージが強いと思うんですが、そうじゃなくて、悪魔は悪魔でもダウナー系の悪魔っているじゃないですか。低めのテンションでアンニュイみたいな。原作を読んだことがある人からしたら解釈違いもあるかもしれないんですが、実写化だとそっちのほうが当てはめやすいんじゃないかなと思って、そういう役作りを意識しました。
――小林大介監督から、「ササヤキをこう演じて欲しい」みたいなリクエストはあったのでしょうか?
かれしちゃん 僕の提案したササヤキ像をいいと肯定してくれて、その方向性で行こうと言ってくれました。現場に入ってから、「こういう仕草を取り入れてもいいんじゃないか」「もっと脱力してもいいかも」と細かい指示をくださって、さらにササヤキを強めていけたんじゃないかなと思います。
――事前に立ち振る舞いなどの練習はしましたか?
かれしちゃん 自宅はもちろん、大きな鏡のある所属事務所のスタジオを借りて、広い空間で練習したんです。鏡を見ながら、どの角度からでもササヤキに見えるようにマネージャーにもチェックしてもらいました。人ならざる存在なので、人間味を出さないようにしようと意識したんですが、「もうちょっと男要素を取り入れてもいいんじゃないか」「今よりゆっくり喋ってもいいかも」と具体的なアドバイスをいただけたのでありがたかったです。僕だけの力だけでなく、みなさんの協力があったからこそササヤキを作り上げることができました。
――ササヤキは幾つかの衣装を身にまといますが、どれもスタイリッシュでかっこよかったです。
かれしちゃん なるだけ中性に見せたいという小林監督の意向があったので、どれもかっこよさを強く前面に出した衣装になりました。派手目な色の衣装ばかりなんですが、僕は普段くすんだ色の私服を選びがちなので、最初は似合うのかなという不安もありました。ただ髪型も含めて衣装さんとヘアメイクさんがばっちり仕上げてくれました。
――ヘアメイクも全てお任せだったんですか?
かれしちゃん ヘアスタイリングは全てお任せでしたが、メイクは8割ぐらい僕がやっています。ヘアメイクさんにお願いしたのはアイメイクと眉毛ぐらい。黒リップというリクエストがあったので、普段のメイクよりもコスプレをやるときに近い、強い顔面を意識しました。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。
かれしちゃん 実家のようにアットホームな雰囲気で。みなさん初対面のはずなのに、どこかで会ったことがあるような居心地の良さがありました。
――田野さんの印象はいかがでしたか。
かれしちゃん 才色兼備という言葉が似合う素晴らしい女性だなというのが第一印象で。本番になると完璧に美菜実ちゃんになりきって、原作ファンの僕から見ても、「美菜実ちゃんが3次元にいる!」と思いました。でもカットがかかると、いつもの田野ちゃんなんですよ。その切り替えのギャップが個人的に刺さりました。
――田野さんとのキスシーンはいかがでしたか?
かれしちゃん 僕がド緊張しちゃって……。田野ちゃんは、「リラックスリラックス。ゆっくりでいいよ」と言ってくれたんですが、実はリテイクを重ねていて。もうガツンと行くしかないと覚悟を決めて、ようやくOKが出ました。
――初めて完成した作品を見たときの印象は?
かれしちゃん 原作愛が伝わってきました。原作そのままのシーンもあれば、原作のように直接的な描写がないシーンでも、美菜実ちゃんの欲望が伝わってくるんですよね。抑えきれない性欲って心の奥底に誰もが持っているものじゃないですか。それをメタ的に上手く表現しているんです。いろいろ考えさせられる結末も余韻に浸れるんですよね。
――自身の演じたササヤキはいかがでしたか?
かれしちゃん 正直恥ずかしさもあったんですが、こういうふうに自分が映っているんだという発見もあって。こういう見られ方をするんだったら、次はこうしたほうがいいなという反省点もあれば、ここは自分でも納得のいくササヤキだなと感じられるシーンもありました。特に美菜実ちゃんのお部屋で、美菜実ちゃんが自分の能力に気付き始める二人きりのシーンがお気に入りです。
――コスプレイヤーとしての経験が、今回のお芝居に活きた部分もあったのではないでしょうか。
かれしちゃん おそらく普通の人間を演じるよりも、ササヤキみたいな人ならざるキャラクターのほうが自分の中で作り込めるので、コスプレに通じるものがあったと思います。
――今後もお芝居に力を入れたい気持ちはありますか?
かれしちゃん あります! 今回、間近で皆さんの演技を見させていただいてめちゃくちゃ勉強になったし、楽しかったし。いろんなお芝居にチャレンジしていきたいですし、次は人間の役をやってみたいです(笑)。
▽映画『ぼくらのふしだら』
テアトル新宿ほか全国順次公開中
出演:田野優花、かれしちゃん、植村颯太、木村葉月、石川翔鈴、岩永ひひお、中村公隆、もりゆうり
監督・脚本:小林大介
原作:大見武士「ぼくらのふしだら」(少年画報社「月刊ヤングキングアワーズ GH」刊)
制作プロダクション:NeedyGreedy
製作:映画『ぼくらのふしだら』製作委員会
配給:フルモテルモ
公式サイト:http://fushidara.net/
公式 X:https://x.com/fushidara_010
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