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尾田栄一郎、荒木飛呂彦ら人気マンガ家8名の原画を展示、大規模“マンガ展”がサンフランシスコで開催

エンタメNEXT / 2025年1月28日 18時31分

尾田栄一郎、荒木飛呂彦ら人気マンガ家8名の原画を展示、大規模“マンガ展”がサンフランシスコで開催

荒木飛呂彦(C)Hirohiko Araki & LUCKY LAND COMMUNICATIONS /Shueisha 『ジョジョの奇妙な冒険』

尾田栄一郎、荒木飛呂彦、高橋留美子ら日本を代表するマンガ家8名の原画が展示される『Art of MANGA』が、アメリカ・サンフランシスコのデ・ヤング美術館にて9月27日(土)から2026年1月25日(日) に開催される。

【写真】尾田栄一郎、荒木飛呂彦、高橋留美子…日本屈指のマンガ家たちの代表作【12点】

デジタル配信網による同時配信、2019年にイギリス大英博物館で行われた「MANGA」展の成功などを通じ、世界のあらゆる場所でますます人気と注目が高まる日本のマンガ。しかし、これまでアメリカ大陸ではコミコン等でのごく小規模な展示にとどまり、総合的なアートとしてマンガを取り上げた展覧会は開催されていなかった。

今回、カリフォルニア州最大の公立芸術機関「ファイン・アーツ・ミュージアム・オブ・サンフランシスコ」は、デ・ヤング美術館において『Art of MANGA』展の開催を決定。マンガという独自の芸術形式に、アメリカ大陸の美術館として初めて焦点を当てる。

開催にあたって、 日本の出版社やプロダクションから垣根をこえた協力が実現。ちばてつや、赤塚不二夫の作品によるマンガの歴史、読み方、制作工程を学べるコーナーに加え、高橋留美子、谷口ジロー、ヤマザキマリ、荒木飛呂彦、山下和美、田亀源五郎、よしながふみ、 尾田栄一郎それぞれのコーナーで約700点を超える原画が展示される予定だ。

開催にあたり、「ファイン・アート・ミュージアム・オブ・サンフランシスコ」ディレクター兼CEOのトーマス・P・キャンベルは「画像によるダイナミックな物語表現であり、世界中で何百万人もの読者を魅了するマンガは、現代のもっとも重要なビジュアルメディアのひとつです。サンフランンシスコは長い間、米国における日本との文化交流の入り口であり続けてきました。その場所で『Art of MANGA』展を開催し、マンガというナラティヴアートの芸術性とパワーを紹介しつつ、その伝統を讃えることができ、うれしく思います」とコメント。

またイースト・アングリア大学(イギリス・ノリッジ)セインズベリー日本藝術研究所長で『Art of MANGA』展企画キュレーターのニコル・クーリッジ・ルマニエールは「物語の表現が、文字から画像へとどんどん移行しているのがこの時代の現実です。文字よりもイメージと描線でストーリーを語るマンガは、読者に直感的に内容を理解させ、世界中の人と共に作品を楽しむことを可能にさせます。登場人物とその行方に熱中する読者たちから寄せられるファンレターやSNSコメントを参考に、作家と出版社は、進行中のストーリーを変えたり、新たな漫画を創作したりもする。それこそが、文化の大いなる変革の先駆けというものです」とコメントを寄せている。

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