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風間俊介がセックスレスの妻を誘うダメ夫に「半分実話くらいの気持ちでいたら、ほぼ実話」

エンタメNEXT / 2025年2月8日 6時0分

風間俊介がセックスレスの妻を誘うダメ夫に「半分実話くらいの気持ちでいたら、ほぼ実話」

風間俊介 撮影/西邑泰和

1月11日(土)より放送のドラマ「それでも俺は、妻としたい」(テレビ大阪)に出演する俳優の風間俊介。原作は、連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合他)の脚本を手掛けた⾜⽴紳の同名⼩説。⾜⽴自ら脚本・監督を務めドラマ化する本作は、風間とMEGUMIがW主演を務める夫婦“性”活エンターテインメントだ。セックスレス夫婦をテーマにした本作で演じる役どころや作品選びについてなど、風間に話を聞いた。

【写真】風間俊介とMEGUMIの2ショット

「“セックスしたい”ダメ夫 VS“するかバカ”鬼嫁」というセックスレス夫婦が繰り広げる攻防戦を赤裸々に描く本作。原作小説、そして脚本、監督を手掛ける⾜⽴の実体験がもとになっているというから驚きだ。

「脚本を読んだとき、こんなプライベートなことをここまでつまびらかに作品にしていいんだろうか、という面白さと戸惑いがありました。でも、そこがすごくチャレンジな企画でもあるなと感じたんですね。最初に監督とお話したときに、内容が内容なので揶揄する作品にはしたくない。見る人によってコメディーにもなるけど真剣な物語だから、真摯に向き合った結果ちょっとコメディーに見えてしまう、という方向性であれば演じさせていただきたいと言ったら、監督も『そう思っています』と答えてくださったので、出演を決めました」

風間が演じる柳⽥豪太は、足立監督がモデル。監督の自宅で撮影を行うなど、フィクションとはいえ「かなりドキュメンタリーに近い内容」になっていると明かす。

「最初は足立監督が『僕の話をもとにしているけど、ちゃんと作品としてフィクションです』とおっしゃっていたので、僕もそうだと思っていたんですね。でも、撮影が進んでいくなかで僕が演じる豪太の行動について『最低だ』とか『こんなことをやっていたら家族がうまくいくわけがない』と言っていたら、監督がどんどん下を向いてしまって(笑)。

どうやら豪太の行動やセリフは、実際に監督がやっていたことだったと。半分実話くらいの気持ちでいたら、ほぼ実話。『これ、本当に言ったことですか』と確認すると、ほとんど実際にあったことだったので途中で怖くなりましたよね。監督の生きざまを僕を通して映していく、という形になっていると考えています」

「豪太をディスるというのは、監督をディスることになると途中で気づきました」とも話す風間だが、演じる豪太は40歳を過ぎても売れない脚本家で収⼊なしのダメ夫。MEGUMI演じる妻のチカから罵倒されてばかり、というキャラクターだ。



「演じるキャラクターを好きになってもらうこともすごく大事なことだと思うんですけど、豪太は視聴者の方から『こんな人と一緒にいられない』『豪太、それはダメだぞ』と思われるくらいダメな人間。…と言うと、監督に失礼かもしれないんですけど(笑)。でも、エンディングに向かうにつれて豪太が取り繕うことなく、今の自分は何ができるかというところを模索し始める瞬間がある。

そう思うと、前半戦はどれだけ視聴者の方にダメ男だと思われるか。そこを意識していたように思います。キャラクターをよく見せて多くの人に愛してもらおうではなく、むき出しなところをさらけ出して、それを誠実さとする。そんな思いで演じていました」

そんなヒモ同然の夫・豪太と息⼦との⽣活を⽀え、夫からの誘いを「ヤダ」と拒絶する恐妻・チカを演じるMEGUMIとは、本作が初の夫婦役。

「共演作はありますが、一緒のシーンというのがほとんどなかったので、今回やっとMEGUMIさんとご一緒できるという喜びがありました。作品に向き合う姿はもちろんですが、この撮影をしながら他のお仕事、別の作品のプロデュースや美容に関することなど、実業家と言ってもいい一面を見て、そのエネルギーやバイタリティー、すべてにおいて100%で打ち返していきたいという姿勢には胸を打たれました」

2024年1月から、フリーの俳優として活動している風間。さまざまな分野で活躍するMEGUMIの姿に刺激を受けたところはあったのだろうか。

「MEGUMIさんを見て『すごいな』『憧れるな』とは思うんですけど、MEGUMIさんは常にチャレンジャーなんですよね。でも、僕は芸能界で生きていくなんて夢にも思ってなかったくらい安定志向の人間。どこかの企業や公務員として勤めながら俳優をやりたいと思っているような人間なので、俳優のまま芸能界のお仕事以外のことには手を広げることはないんじゃないかな。フリーでの活動を決めたこと自体、チャレンジングなことでしたから」

とはいえ、俳優としては「リアリティーとフィクションのはざまにあるような作品」だという本作をはじめ、タブーに挑んだ衝撃作と言われる舞台「モンスター」の主演など、挑戦的な作品を選んでいるようにも思える。



「正直言って、僕は“作品を選ぶ”という感覚をおそらく一生持たないかもしれないなと思っています。僕は選ぶのではなく選ばれる側。僕の体感としては『風間にこの役を』と選んでもらう感覚が強いので、フリーになったからと言って、そこに変化はないですね。今回の豪太という役も、これはあまりよくないことかもしれないですけど、他の役者さんだったとしても作品は完成していくと思うんです。でも、僕が演じるということに運命的なことを感じるし、他の方ではなくて僕が演じたという結果を大事にしたいなと思っています」

そんな豪太は、風間いわく「弱さや情けなさの究極系」。それにちなみ、風間自身が最近「かっこ悪さを感じた瞬間」を聞いてみたところ、「どこかのエピソードトークで話そうと思っていたぴったりの話があります」と笑顔が返ってきた。

「コンビニで会計をしようとしたら、ホットスナックのフライヤーのタイマーが見えて、僕の会計のときにちょうどフライヤーが揚がるタイミングだったんです。だから『会計は後でいいんで、ホットスナックを先に対応してください』と言ったら、タイマーが0になると同時に自動でフライヤーの網が上がっていって(笑)。店員さんは何ごともなかったかのように会計するし、すっごい恥ずかしかったです。なんなら『気遣える俺、すげぇ! 気配りができるやつじゃん!』くらいの気持ちでいたんですけどね。豪太並みにかっこ悪い瞬間でした(笑)」

取材・文/吉田光枝

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