村重杏奈、映画初主演「アイドル時代もキャラを演じていなかったので、お芝居はできないものだと」
エンタメNEXT / 2025年2月4日 18時2分
撮影/武田敏将 HAIR&MAKE:YUMBOU(ilumini.inc) STYLIST:KAORI SAKURAI
人気ホラー作家・二宮敦人の同名小説を原作にした衝撃のイニシエーション・ホラー映画『悪鬼のウイルス』で主演を務めるのは元 HKT48で、現在はバラエティーを中心に活躍する村重杏奈。本作が映画初出演にして初主演となる彼女に、撮影現場のエピソードやお芝居への思いなどを聞いた。
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――『悪鬼のウイルス』を見させていただきましたが、映画初出演、初主演とは思えないぐらい堂々たる演技でした。オファーがあったときのお気持ちはいかがでしたか。
村重 信じられなかったです。「大丈夫かな……」と思ったのが正直なところです。
――バラエティーでは強気なイメージの村重さんとは思えない発言ですね。
村重 HKT48を卒業してから、基本的にバラエティー1本でやってきて、演技をやってこなかったので、「本当に村重でいいんですか?」と思ったんです。確かに今までは「村重が一番売れてます!」みたいなノリだったんですが、初めて日和ったというか。
――もともとお芝居をやりたい気持ちはあったんですか。
村重 それが全くなくて……。今まで誰かになりきるなんてやったことがなかったですし、アイドル時代も特にキャラを作ることなく、自分自身だったので、お芝居をやってみたいと思ったこともなければ、自分にはできないものだと思っていました。
――アイドルも「理想のアイドルを演じる」という部分はありますよね。
村重 村重は全く演じてなかったんですよ。今思えば、もうちょっと演じればよかったなって思うんですけど、本当にそのままだったから人気が出なかったんだろうなと思います(笑)。タレントとしては独自の色や個性があったほうがフィーチャーされるところがあるんですけど、アイドルとしてはそういう色はあんまりいらなかったのかなと思います。
――村重さん演じる日名子はどんなキャラクターでしょうか。
村重 一見すると「ザ・女子大生」という明るい女の子ですが、腹黒さもあって。どんなにぴりついた状況でも恋愛感情を持ってくるんですよね。とにかく智樹(太田将熙)が好き過ぎて、周りが見えなくなって、悪いことにも足を突っ込んじゃうんですよね。
――日名子と共通する部分はありましたか。
村重 日名子と村重を重ねたときに似ている部分が一つもなさすぎて、逆に振り切れたところがあって。日名子は実家が太いお嬢様なので、監督から「品が欲しい」ですと。残念ながら、そのときの村重は品がなかった時代でしたから(笑)。ただテンション感は、「いつもの村重さんらしい明るさでいいです」と言われていたので、そこは似ているのかもしれません。
――村重さんは霊や祟りなどは信じますか?
村重 信じているんですけど、信じないようにしています。お仕事で心霊ロケに行くことが多くて、そのときに自分が体験したことを考えると、絶対にいるなって思う瞬間があるんです。怖がりなので、それを考えちゃうと何も手につかなくなるんですよね。だから、いないって考えるようにしていますが、いると思います。
――恐怖のお芝居にリアリティがありました。
村重 撮影現場自体が怖かったですからね。役者さんとはいえ、悪鬼が普通にいる状態で撮影しているので、休憩時間も気が抜けないというか、目も合わせなかったですし、なるべく悪鬼とは離れた場所にいました。それぐらい怖い現場でしたね。
――改めて初めての主演はいかがでしたか。
村重 今回は皆さんに支えられての主役で、私が引っ張っていくというよりは、皆さんが引っ張ってくれたので、まだまだ経験が必要だなと感じました。ただ初めてスクリーンに映った自分を見たときの感動は一生忘れられないですね。村重がこんなに大きく使われるんだというドキドキ感もありましたし、今回の映画は自分の人生を彩る作品になったなというぐらい素敵な経験でした。
――現在、村重さんはタレント、俳優の他にもモデル、オリジナルインナーウェア新ブランド「TOLEETY(トゥリーティ)」のプロデュースと多方面で活躍しています。どんどんやりたいことが増えているのでしょうか?
村重 幾ら自分がやりたいと言っても、オファーがあってこそのお仕事なので、いただいたお仕事は確実なものにしたいという意識は強いですね。HKT48を卒業してタレントに転身した当初は、「どうせすぐ消えるだろう」と言われ続けていたので、絶対にそうならないという反骨精神みたいなものが芽生えたんです。そこで長くテレビに出続けるようになるにはどうしたらいいか考えるようになりましたね。
――当時はSNSを見るとアンチ村重が多い印象でしたが、今は状況も大きく変わったのではないでしょうか。
村重 確かに「最初は嫌いだったけど、今は村重の明るさに救われている」みたいな声も聞くようになって、ようやく続けることに意味があるんだと思えるようになりました。もともと素ではあるんですが、“明るい村重”というキャラでテレビに出たからには、ずっと必要とされる存在でいたいなと思います。
――今後もお芝居に力を入れていきたい気持ちはありますか?
村重 本業でやってらっしゃる方がいるので、めちゃくちゃやりたいかと言われたら、自分に自信がなくて。まだまだ足を引っ張っちゃうところもあります。ただお芝居も必要とされるなら頑張りたい気持ちはあります!
▽『悪鬼のウイルス』
丸の内TOEI、イオンシネマ他、全国ロードショー中
村重杏奈
太田将熙 桑山隆太 華村あすか 吉田伶香
大熊杏優 町田大和 角由紀子 鳥之海凪紗 田中要次
監督・編集:松野友喜人
脚本:山本清史 小田康平
アクション監督:三元雅芸
原作:二宮敦人「悪鬼のウイルス」(TO 文庫刊)
公式サイト:https://www.demon-virus.movie/
Instagram:https://www.instagram.com/demonvirus2025/
TikTok:https://www.tiktok.com/@demonvirus2025
X:https://x.com/demonvirus2025
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