紺野ぶるまが語る下ネタ論「ブルマ姿で一発ギャグをしていた頃は痛々しくて浮いていた」

エンタメNEXT / 2020年8月21日 11時30分

すべての謎かけをちんこで解く「ちんこ謎かけ」で一躍話題となった紺野ぶるま。「R-1 ぐらんぷり」では2017年、2018年決勝進出、女芸人No.1決定戦「THE W」では2017年から3年連続で決勝進出するなど、常に第一線で活躍してきた。先月には初の著書『下ネタ 論』(竹書房)も出版、今月に入ってからは『FLASH』(光文社)で初のグラビアも披露するなど、ますます注目度を増している。「下ネタは繊細なもの」と語る紺野に、「ちんこ謎かけ」が生まれたきっかけと、下ネタ論について聞いた。(2回連載の2回目)

※インタビュー前編「性別は一旦置いておいて割り切って見てくれよって思っていた」は こちらから。

【写真】時に真剣に、時に笑顔で下ネタについて語る紺野ぶるま

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――『下ネタ論』では、下ネタに定評のある芸人を何組か挙げて分析していますが、中でも深く考察しているどぶろっく、大久保佳代子さんの魅力を改めてお聞きします。どぶろっくは「大きなイチモツをください」というド下ネタで「キングオブコント 2019」で優勝しま したが、どこがすごかったのでしょうか?

紺野 どぶろっくさんは歌の上手さはもちろん、下ネタ以外のネタも最高です。「○○な女」のように女性を題材にしたネタでもすごい女性にリスペクトを感じますし、ネタを見終わったあとになぜかお二人の好感度が上がってますよね。お2人が女性の魅力について語っているのを聞くと、まんざらでもない気分になるんです(笑)

――下ネタに清潔感がありますしね。

紺野 モテようとしてないんですよね。「でも女の人が好きなのは許してください」みたいなスタンスが素敵だなと思います。

――下ネタをやる女性で、昔も今も好きな芸人として大久保佳代子さんを挙げています。

紺野 大久保さんは下ネタを言うイメージが強いですけど、本当は上品な方で大好きです。たとえば「男が欲しい」みたいな話題でも、全く抱かれていない感は出さないというかそういう絶妙なバランスがすごいなと思います。

――地上波では年々、下ネタのコンプライアンスが厳しくなっていますが、『ゴッドタン』 (テレビ東京系)は、ちんこに規制音が入らないなど、下ネタに関して自由だということも書かれています。映画化もされた「キス我慢選手権」や「イチャまんグランプリ」ではセクシー女優を積極的に起用していますが、他のバラエティとどこが違うのでしょうか?

紺野 放課後の教室で男子学生がエロ本を周し読みしている、あの延長戦を最強の芸人が真剣にやっているから最高ですよね。下ネタ以前に面白いことが大前提なので、セクシー女優の方が出ても興奮する前に笑いが先にきていてすごいですよね。たとえば小島みなみちゃんとか別の仕事でご一緒したことあるのですが、綺麗な上にめちゃくちゃ面白い方でした。サービス精神でエロい話もしますが、そうでない話も振り切られててすごいなと思いました。

――ゴールデンの番組に呼ばれてちんこ謎かけをやったものの、結果的にカットされたというエピソードもありましたが、逆に『ゴッドタン』のように、自由に下ネタができた番組は何ですか?

紺野 『5 時に夢中!』(TOKYO MX)は夕方という時間帯にも関わらず、ちんこ謎かけの特集をやって頂いたこともあります。こういうことを言っちゃいけないという縛りも全くなかったですね。あとフジテレビの深夜ですが『人間の証』というフェイクドキュメンタリー番組があって。総監督、演出、脚本を手がけた三浦大輔監督が、起用してくださったんです。ちんこなぞかけの、ちんこに規制音をかけてなくて心意気に感謝しました。

――男性芸人の下ネタと女性芸人の下ネタの違いはありますか?

紺野 結構違うので難しいですね。私は芸人を志した時、女性の先輩だったら森三中の大島(美幸)さんみたいな芸人になりたかったんです。だからブルマを穿いて一発ギャグをやるみたいなネタをやっていたんですけど、本人は自覚がなくても、周りから見ると身を削っているような痛々しさがあって浮いていました。エピソードトークにしても、男性芸人なら「昨日、女の子とヤッちゃったんだけどさ」という話をしても引かれないですけど、女性芸人だと引かれちゃいます。そこは諦めています。

――友達間、女性同士でも引いてしまう下ネタはありますか。

紺野 女性同士だと、どんな下ネタでも引かないです。男性のいないところでは、かなりえげつない話をしていますからね。ただ育った家庭環境や本人が持っている経験によって、心底下ネタが苦手な女性もいます。だから私も、下ネタが苦手な人の前では絶対に言わないです。しかし信頼関係があれば別です。友人にすごく下ネタが苦手な子がいるんですけど、2人きりの時は普通にセックスの話もするんです。女性は下ネタでイタズラに辱めを受けるのが嫌なんですよね。

――最後に、紺野さんにとって面白い下ネタの定義を聞かせてください。

紺野 下ネタがウケる構造は共感にあるのではないでしょうか。あとは自虐と、その話に出てくる登場人物に対してのリスペクトかなと思います。自慢話も悪口も聞いてられないですし、そのあたりは日常の会話と変わらないです。むしろそれ以上に繊細なものだと思います。
紺野ぶるま
紺野ぶるま『下ネタ論』
発行元:竹書房
発売日:2020年7月30日
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