笑顔で泣ける!キャラメル☆リボン『ファーストシークレット』はこの夏イチのアイドルソング!!

エンタメNEXT / 2014年7月31日 10時0分

 日本の夏、アイドルの夏……。

 つりビット『踊ろよ、フィッシュ』の呪われてしまいそうなほどの可愛さ、i☆Ris『徒太陽』(6月発売ですが……)のココロオドル熱さ、アイくるガールズ『ラッキーアイランド』(こちらも6月ですが……)のスピーカー前で熱射病体験ができるほどのクラクラする賑やかさ、DIANNA☆SWEET『ICECREAM MAGIC』の無垢さから飛び出る悪魔ぶりがイケナイ気持ちにさせる。lyrical school『FRESH!!』のジャケットなんて1時間見つめていられるし、Negicco『サンシャイン日本海』はとにかく泣ける……てな具合に、今年のアイドルソング夏の陣も豊作状態。

 色々挙げましたが個人的にこの夏、マストな一枚が30日に発売されました。

 大阪のチャキチャキかしまし三人娘・キャラメル☆リボンのニューシングル『ファーストシークレット』です。前作『スタートリボン』からおよそ10か月ぶり!? と、待ちに待ったわけですが、これが待った甲斐ありの色々と最高な仕上がり。

 まずアートワークの全てが素晴らしすぎる。シンプルな衣装を身にまとった3人の自然体な笑顔、自転車で商店街を駆け抜ける裏表のジャケットからは創られた感ゼロ、超天然なごく普通の少女たちの夏休みの1ページを切り取ったかのような純朴さと清廉さが溢れていてたまらない。

 さらに輪をかけて眩いのはインナー。土手らしき場所で撮られたほんのさりげない、しかし永遠に思えるような青春の一瞬を写したかのような写真。これだけで涙がちょちょぎれそうになる。ここにはすごく当たり前で、だからこその暖かい時間が流れているように感じられるのです。

 その写真の青春の1ページぶりを増幅させる楽曲、これまた……もう言葉に詰まるほどの名曲! 前作に引き続きLinQやTRICK8fでおなじみのクリエイターSHiNTA氏作による『ファースト~』は、ラテンビート+ソウル要素満載のメロウなダンスチューン。こちらも前作に続いて作詞を担当した児玉雨子さんの詞の内容も、ファンタジーさを排し、普通の街に生きる少女のひと夏の成長をシンプル且つ美しくまとめあげている。そこにまっすぐ、伸びやか、切なさ満載の3人の声が絡むことで、美しい夏が目の前に広がるようで……二度と戻らない時間を慈しむ感もじんわり滲んでいるのがまた素晴らしい。

 私立恵比寿中学『未確認中学生X』で注目を浴びたクリエイター今城沙々によるカップリング『七色の虹の向こうに』も等身大な詞とブライトネスなファンクナンバーで、スピーカー前で聴きながら泣き笑いしております。

 夏ソングと言えばどこか享楽的な印象を与えるものが多い中、いつかは終わる一瞬のキラメキを閉じ込めたこの曲はアイドルの今と重なって胸がつまる、これぞアイドルの夏ソング! この1枚があれば、猛暑まっしぐらのこの夏もしのげそうです。

 しかし、また1年近くスパンが空くのは悲しいので、できればアルバムを……ESSEアカデミーの方々、T-Palette Recordsの方々何卒!(深々と頭を下げてます)


  田口 俊輔:アイドル、映画、音楽などについて書きたい系フリーライター/編集。アイドル関係では『Top Yell』『日経エンタテインメント』『アイドル最前線』『アイドル楽曲ディスクガイド』など

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