釣りアイドル・つりビットのガチンコセンター試験は大波乱

エンタメNEXT / 2014年8月25日 16時0分

つりビット。左から竹内夏紀(中2・カツオ)、安藤咲桜(中2・カジキマグロ)、聞間彩(中2・マグロ)、長谷川瑞(高2・マダイ)、小西杏優(中1・アユ)。魚名は釣りたい魚のことだ

 8月23日にお台場・東京カルチャーカルチャーにてあるイベントが行われた。〝いつか世界を釣り上げます〟を合言葉に活動する5人組アイドル・つりビットによる、新曲センターを決めるべく開催されたイベントだ。彼女たちは、1年に1度、10月10日(トトの日=釣りの日)に釣りをテーマにした新曲を発表している。

 そのセンターの決定権は、釣りアイドルと謳っているだけあり、なんと釣果や釣り知識によって決定するという本物ぶり! この日行われたのは、釣り知識を試すための試験イベント。つまり、つりビットの本物の知識がファンの前で明らかにされる、メンバーの安藤咲桜曰く、「公開処刑」イベントでもある。この日、東京は久々の雨。彼女たちの心の中を表すような天気だった……。
  ゲスト講師として、釣り好きで知られるお笑いコンビ、キング・オブ・コメディの高橋健一を迎えてイベントはスタート。呼び込まれた5人は制服姿で登場……するもいきなり先頭を歩く昨年の釣りセンター獲得者・竹内夏紀が「怖い!」と絶叫。登壇するもファンを前にしながらも暗い表情の5人が気持ちの全てを物語っていた。

 自己紹介のタイミングでも緊張のあまりか安藤は、「中学……2年?」と自身の学年認識すらおぼつかない姿を披露、竹内に至ってはオタオタしすぎで口ごもる始末。彼女たちの緊張感がファンにも伝搬していく。

 トークの最中も「やりたくない……」と口々にボソボソとつぶやく姿は本当の試験前の学生の姿を観ているようだ。楽屋裏で聞間彩がメンバーに質問を出し合う姿は、キンコメ高橋が「俺より詳しいかも」と語るほどの本格振りだった模様。

 早速、手元に答案用紙が渡され、制限時間15分間、真面目にアイドルがテストを解く姿をファンが見つめるという前代未聞の企画がスタートした。キンコメ高橋と司会者がテストについての解説を横で軽快に進める中、黙々と進めていく5人。会場中にはにつりビットと同じテストが事前に配られており、中身を見ると「タダ巻きとは?」や「エギング、ヤエン、シャクリとくればターゲットは?」といった、釣り用語オンリーな内容に仕上がっており、いかにこのテスト、そしてつりビットがガチンコの釣りアイドルなのかが分かる。

 中盤、長谷川瑞が「全部わかりませ~ん♪」とお手上げ。なんとテストを放棄して備え付けのカメラに向けてピースを連発! この姿にファンは大爆笑。そんな長谷川の姿を尻目に真剣に向き合う4人、こんなにアイドルが真剣にテストに向き合う姿、見たことがない。残り時間3分とのアナウンスが流れると堰を切ったように「もうムリ!」と叫び始める。アイドルが壊れていく姿も見られるという意味でも貴重すぎる時間となり、ファンもステージ上のメンバーとシンクロするように手に汗握った。
 
ライブでも観客を楽しませるコーナーを設けるなど、サービス精神旺盛なつりビット
 制限時間の15分間が終わり、想い想いの感想を口々に述べるメンバー。キンコメ高橋に「瞳孔が開きかけてた」とツッコまれてしまった小西杏優はボソリと「もうだめだ……」と呟くと、隣の長谷川は「全部勘でした!」と完全に開き直り。気が気じゃない状態のまま休憩をはさみ2限目、恐怖の答え合わせへと続く。

 一喜一憂しながら答え合わせが進み、運命の得点発表。なんと! 最高得点は「全部勘」と語っていた長谷川!(10点満点中7点)。これにはメンバー全員から「おいっ!」との総ツッコミが。小西から「何もやってないって言ったじゃん!」とバラされ慌てる長谷川は必死の弁解。しかしキンコメ高橋から「どれぐらい勉強した?」との問いに「……」とダンマリ。真面目に取り組んでいたのがばれてしまい、会場はこの日一番の盛り上がり(爆笑状態)。

 3限目も超難易度の魚漢字読み対決、釣りグッズ問題と真剣にこなしていく5人。ついにこの日すべてのテストを終え、総合結果発表。筆記試験では最下位だったものの漢字テストで驚異的な正解率を誇った安藤がまさかの逆転勝利! そして最下位は小西という結果に。小西はふがいない結果に終わったことにまさかの落涙。

 キンコメ高橋も大慌ての中、竹内は肩を抱き、安藤が「私が最下位でいいから、あゆっち泣かないでよぉ」と慰めるという光景を見せ、謎の感動を呼んだ。

 試験後は”放課後”と題してミニライブがスタート。昨年の魚センターソング『FISH ISLAND』でまさしく釣りアイドルとしての楽しさとファニーさの双方を全開にさせていく。その後も立て続けに『寿司パラダイス』『WATER DRIVE』と夏にぴったりな曲を連発、先ほどまでの暗かった表情から一転、ステージで溢れんばかりの輝きを見せていく。
 
釣りというコンセプト先行かと思いきや、ライブではしっかりとしたパフォーマンスを見せてくれる
 ラストは7月30日発売の最新曲『踊ろよ、フィッシュ』。硬軟合わせた連動性のダンスと可愛らしさで、アイドルぶりをいかんなく魅せ、晴れやかな笑顔で終えた。彼女たちの笑顔につられたのか気がつけば外も晴れていた。

 彼女たちの愛らしさの中に秘めた、真剣さを垣間見るということで、イベントは大成功のまま幕を閉じた。キンコメ高橋が最後に語った「これからも釣りをよろしくお願いします」の願い通り、アイドルと釣り業界を託された彼女たちアイドルのど真ん中をこれからも歩んでくれることだろう。そして気になる次の決戦は8月26日、川崎沖での実地試験だ!

  田口 俊輔:アイドル、映画、音楽などについて書きたい系フリーライター/編集。アイドル関係では『Top Yell』『日経エンタテインメント』『アイドル最前線』『アイドル楽曲ディスクガイド』など

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