HKT48が企画、脚本、出演全てメンバーの演劇を始動、坂口理子×地頭江音々が“裏方”体験を語る

エンタメNEXT / 2021年2月19日 17時30分

坂口理子・地頭江音々 撮影/佐賀章広

HKT48メンバーが企画・演出・俳優全てを担うオンライン演劇公演『HKT48、劇団はじめます。』が、2月20日より上映する。オンライン劇団の「劇団ノーミーツ」のサポートのもと、HKT48メンバーが0から演劇を作りあげるプロジェクトで、メンバー一丸となって初の試みに挑戦している。今回、劇団のプロデューサーを務める地頭江音々と坂口理子に、アイドル活動の傍ら、劇団の裏方を務めることについて…またオンライン演劇公演の意気込みを聞いた。

【写真】HKT48の新劇場を案内する坂口理子&地頭江音々【13点】

―― HKT48の『HKT48、劇団はじめます。』プロジェクトは、企画・プロデュース・脚本・演出・衣装・美術・音響・映像・配信・広報・出演…と、メンバーが演劇の裏方も担当するという画期的な企画ですね。坂口理子さんは劇団「チームミュン密」、地頭江音々さんは劇団「ごりらぐみ」の、プロデューサーを務めています。お2人はアイドルですが、表舞台に立つ役者ではなく、プロデューサーを志望したのはなぜですか?

坂口 普段からメンバーと話すことが多くて、メンバーのことを深く知っているので、プロデューサーなら活かせるのかなって。普段自分たちがコンサートをさせていただくときに、裏で一体どれくらいの方が動いてくださるのかを少しでも知れた方が、表舞台に立つときに表現の幅が広がるかも…とも思いました。今、SNSの時代じゃないですか。私がHKT48に入ったときは、今みたいに街中でみんなが自撮りしているような時代じゃなかったので、自己プロデュースってよくわからなくて。だから、プロデューサーを経験して今後は自己プロデュースにも活かせたらいいなって。

――劇団のプロデューサーって実際は何をしているんですか?

坂口 スケジュール管理や定例会議…などなんでもです(笑)。まずは、いついつまでに脚本が必要で、いつまでに衣装が必要で、稽古はいつ初めて…とかスケジュールを決めて。

地頭江 最初、プロデューサーがどういうものか何も知らないまま「本格的なスケジュールを立ててください」って言われて(笑)。どうしようどうしようって…。



――どんな演劇にするか、0からスタートですよね。脚本のアイディアなどは、どうやって決めたんですか?

坂口 私のチーム「ミュン密」では、プロデューサー(坂口と馬場彩華)と、脚本(石安伊)、演出(田島芽瑠)が主に話し合って決めました。

地頭江 私のチーム「ごりらぐみ」も、一緒にプロデューサーをやっている(武田)智加と、脚本の(豊永)阿紀ちゃん、演出の下野(由貴)さんで「とりあえず自分が見てみたい物語を出してみよう」って、アイディアを出し合って「これ面白いね」ってなったものを詰めて膨らませました。

――上がってきた台本を見てどうでした?

地頭江 すごく上から目線な感想になっちゃうんですけど、最初は「これ、面白くなるのかな」って不安で。スタッフの方にも「面白いところが弱い」って指摘をいただいて。そこから脚本担当の阿紀ちゃんが、何を書いたらいいか分からなくなっちゃって…。でも、私はプロデューサーだから、期限を言い渡さなきゃいけなくって。

坂口 辛いよね…。

地頭江 初めてのプロデューサーの葛藤というか…。でも、その後阿紀ちゃんが書いてきたプロットが、すっごく面白くなってて、何があったんだ(笑)! と。面白さの波が上下したというか。

坂口 私たちもいろいろありまして。最初に出したテーマがあったんですけど、最終的には全く違う青春ものにしたんですけど、脚本担当のみゅん(石安伊)が書くことに対して恐怖を感じちゃったときがあって。脚本は第三者の目からじゃないとわからないこともあると思って、ある程度はみゅんに任せるようにして、なるべく私たちが新鮮な反応ができるようにしました。



――プロデューサー業をやってみてどうですか?

坂口 ティザー(広告)の撮影をしたとき、広報、脚本、演出のみんなで意見を出し合って、佐賀県の鬼塚駅っていうイメージにピッタリの場所を見つけたんです。それで、JR九州さんに協力していただくために、依頼書を作って提出して…。

――企画書まで自分たちで書いてるんですか!?

地頭江 はい。私たちも、ティザーでイラストを使いたくって、インスタグラムでひたすら福岡のイラストレーターさんを探して、イラストレーターさんに送る資料を作成して企画書にして依頼して。

――すごい!

地頭江 みんなで、(企画書の)PDFはこのアプリで作れるよって、情報を共有して。これは(武田)智加がやってくれてたんですけど、ビジネス文章っていうんですか? ネットで検索して文章を書いて…。

――企画書を書いているアイドルってなかなかいませんよ! しかも、同時に、公演に出たりとアイドル活動もやってるんですもんね。

地頭江 難しいなって思うのが、劇団では裏方をやっているけど、私はアイドルでもあるから完全に裏方に徹するわけにはいかなくて。こんな裏方をやってるよ、ってことをアイドルとしてどうやって表に出していけばいいのか…。

坂口 裏方を出し過ぎちゃうと、あんまり裏側は見たくないって方もいると思うんですけど、これだけ自分たちで作っているよ、ということを伝える企画でもあるので。

地頭江 加減が難しいですね。



――HKT48のメンバー同士だけど、プロデューサーや演者、広報…などそれぞれの役割で動いてますよね。1つのものを作り上げていると、どうしても衝突が起きてしまう気がするのですが。

地頭江 それはないですね。1期生の下野(由貴)さんがまとめてくれるので、安心感があります。

坂口 今回の経験を通して、秋元(康)先生が「嫌われる勇気を持て」とおっしゃっていた意味が分かる気がしました(笑)。プロデューサーは意志を強く持っていたほうがいいなって。

――メンタルが鍛えられそうですね。

坂口 本当、鍛えられてると思います!

――最後に、HKT48の『HKT48、劇団はじめます。』プロジェクトの見どころをお願いします!

坂口 劇団の裏方が全員メンバーって、強みだと思います。それぞれの役職で力をつけたものを、みんなで合わせて上演にむけて高めあって行きたいです。裏方がどんなことをしているのか私たちが発信して、演劇ってこうやってできてるんだってことも知ってもらいたいです。私たちのチームの作品『水色アルタイル』は青春がテーマなんですけど、ZOOMでどう表現されるのか楽しみです。絶対に見ていただきたいです!

地頭江 2つチームがあるのも魅力。裏方もみんな本気で取り組んでいるので、その本気が伝わったらいいなって思います。私たちの作品『不本意アンロック』は主人公が個人的に共感できる思考の持ち主。今の若い子たちの人間関係に寄り添った内容なので、共感できる人がたくさんいるんじゃないかなって。改めて人との関わり方を考えたり、考えるきっかけになる劇になったらいいなって思います。

【HKT48のその他の記事はこちらから】

▽公演日程
2021年2月20日(土)、21日(日)、23日(火・祝)、27日(土)、28日(日)(全5日間20公演)
『水色アルタイル』
昼公演:11:00開演(10:30開場)/夜公演:17:00開演(16:30開場)
『不本意アンロック』
昼公演:14:00開演(13:30開場)/夜公演:20:00開演(19:30開場)
※上演時間は80分を予定しています




▽キャスト・スタッフ

HKT48 劇団ごりらぐみ 旗揚げ公演『不本意アンロック』
《キャスト》
堺萌香(後藤佳 役)
松岡はな(エニシ 役)
今村麻莉愛(安辺樹 役)
秋吉優花 (朱流セイル 役)
神志那結衣(暮井周 役)
松井健太(栗内朔 役)
《スタッフ》
武田智加(プロデューサー)
地頭江音々(プロデューサー)
豊永阿紀(脚本)
下野由貴(演出)
熊沢世莉奈(宣伝・広報)
渕上舞(宣伝・広報)
村川緋杏(宣伝・広報)
宮崎想乃(衣装・美術)
川平聖(衣装・美術)
後藤陽菜乃(衣装・美術)
坂本愛玲菜(音響・映像・配信)
竹本くるみ(音響・映像・配信)
田中伊桜莉(音響・映像・配信)


HKT48 劇団ミュン密 旗揚げ公演『水色アルタイル』
<キャスト・スタッフ>
《キャスト》
石橋颯(針間るな 役)
村上和叶(三嶋リリカ 役)
松岡菜摘(荒松希望 役)
運上弘菜(夏木明 役)
上野遥(小野舞夏 役)
上谷圭吾/劇団ノーミーツ(黒田 役)
《スタッフ》
坂口理子 (プロデューサー)
馬場彩華 (プロデューサー)
石安伊 (脚本)
田島芽瑠 (演出)
今田美奈 (宣伝・広報)
小田彩加 (宣伝・広報)
小川紗奈 (宣伝・広報)
本村碧唯 (衣装・美術)
市村愛里 (衣装・美術)
栗山梨奈 (衣装・美術)
坂本りの (衣装・美術)
田中美久 (音響・映像・配信)
外薗葉月 (音響・映像・配信)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング