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広島交響楽団音楽総監督、ベートーヴェンや音楽への想い

Entame Plex / 2019年1月29日 11時40分

――ベートーヴェンへの想いについて

「彼の功績は音楽を一部の階級の人たちのものではなくて、音楽は身分とか人種とか関係なくみんなのものだという風に、いわゆるお高くとまった権威みたいなものを引きずり下ろして私たちのもとに持ってきてくれたという作曲家だと思っています」

――広島交響楽団の魅力とは?

「きっとコンサートでは燃えに燃えて弾くのではないかと思います。音楽の熱量が非常に高いオーケストラだと思っていますので、クリスティアン・アルミンクとともに熱狂的な、白熱した演奏を展開するのではないかなという期待感があります」

――マルタ・アルゲリッチ氏への想い

「昔から彼女の録音とかを聴いて育ったので、そんな偉大な方が広島に気持ちを寄せてくださっているということは、本当に嬉しく思いますし、本当の意味で世界的な方が広島に心を寄せてくださるということは、広島の持つ宿命といいますか、本当に平和を願う街としての広島の想いというのがアルゲリッチさんを通して、世界中にさらに広がり、知って頂くということでも本当に助けていただいているなと心から感謝しています」

――平和のために音楽だから果たせること

「音楽家は平気で“音楽で”と言いますけど、そんな簡単なものじゃないんだなというのは、最近身に沁みているところです。だけど、僕は信じています。やはり音楽に何かの力はあると思いますし、もちろんクラシック音楽に限らず、ロックでもジャズでも歌謡曲でも演歌でも民謡でも、どのジャンルを問わず、いろんな人が好きな音楽で元気付けられたり慰められたり、音楽が必要とされるという時に良い音楽を提供できるように我々は努力していかなければいけないと思っています。“Music for Peace”は2020年に向かってプロジェクトが進行中です。クラシックをあまりお聴きになられないお客様にとっても楽しんで頂ける内容をご用意しています。世界的なマルタ・アルゲリッチさんもご出演頂く事も今後出てくると思います。音楽は皆様にとって大切なものではないかという風に思います。私たちもこの活動を通じてより素敵な演奏を皆様にお届けすること、そして何よりも音楽が平和への貢献の一つとなれるように、私たちも真摯にこの活動に参加していきたいと思います。どうぞご注目ください」



広島交響楽団のテーマ“Music for Peace”に共感し、自らも“Music Against Crime” 「音楽は人を愛することを育み、人を傷つけさせる気持ちを萎えさせる」という信念を持つ世界的なピアニスト、アルゲリッチ氏との出会いをきっかけに、海外の音楽家とともに世界に音楽文化と平和へのメッセージ届けるプロジェクトが“Music for Peaceコンサート”。
東京オリンピック・パラリンピックが開催され、戦後75年という節目の2020年は、「第九」で「すべての人々は兄弟となる」と高らかに奏でたベートーヴェン生誕250年でもある。オーケストラのバイブルともいえるベートーヴェンの交響曲を第5番から「第九」まで毎年順番に取り上げ、2020年、そしてその先のさらなる文化的な創造を目指して広島から発信していく。

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