「SDGs×エネルギー」を全国の大学生たちがプレゼン!
Entame Plex / 2020年2月25日 17時0分
――この研究の今後について、どのようにお考えですか。
仲泊:今後の展開についてはまだ具体的にイメージできていないのが正直なところですが、「ブルーカーボン」はまだまだ知名度が低く、取り組みが目立ちにくい分野であると個人的には思っています。まずは、今回の発表・受賞を機に少しでも「ブルーカーボン」が広まって、皆さんの関心が高まったら嬉しいです。
<赤塚新司氏インタビュー>
――SDGsの実現や新たなビジネスの創出について、学生のアイデアから何か感じるものはありましたか?
赤塚:やはり学生の皆さんって常日頃から”新しいことを何かやりたい“だとか”この不便さをなんとか解決したい“というすごくポジティブな発想がベースにありますよね。だからこそ、新しい技術や情報に触れた時に、”ひょっとしたらこんなことができるんじゃないか“という発想に繋がっていく。今日の発表を聞いて、新しいチャレンジを生み出すパワー、エネルギッシュなものをあらためて感じました。
――SDGs達成の目標となる2030年、日本はどのような姿になっているとお考えですか?
赤塚:エネルギー業界の話をすると、資源エネルギー庁でも2030年を目途に、電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を現在の10数%から22~24%にすることを掲げており、再生可能エネルギーの普及・拡大が重要視されています。先行する海外の事例を見ても、日本も太陽光や風力を中心に再生可能エネルギーがもっと広がってくると思います。ここで、大事なポイントが「電池」です。家庭に送られる電気や、太陽光のように自家発電した電気を家で貯めることができると、様々な面で活用できます。エネルギーをシェアリングする取り組み等もどんどん増えていくでしょう。また、家を借りる人に家具・家電だけでなくエネルギーまでも全部セットで提供することで快適な環境を生み出すといった、サブスクリプションのようなものも今後もっと広がっていくんじゃないかなと感じています。
――最優秀賞を受賞したアイデアの優れていた点について教えてください。
赤塚:一つの「藻」というものに着目しながら、「ブルーカーボン」という新たな仕組みを取り入れていこうとするチャレンジブルな発想や、ウニの養殖やバイオマス燃料への展開等、一石三鳥にも四鳥にもなる組み合わせでビジネスを考えていこうというアイデアが、非常に素晴らしいと感じました。あと、仲泊さんご自身についても、一人で黙々と研究する覚悟・強さを感じました。彼は今後すごい人になるのではと期待させますし、応援したくなります。実現に向けて我々も一緒にできることがあったらチャレンジしたいと思っています。
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