新入社員の心配事は…「上司に良い印象を与えられるか」

P＆Gジャパン合同会社は、全国の22歳～60歳の男性会社員304名を対象に「新入社員時代の働き方に関する調査」を実施。このたび、その調査結果を発表しました。



22歳～27歳までの若手社員を対象に、新社会人になるとき抱えていた気持ちについて調査しました。その結果、約６割が「仕事で不安を感じたり、緊張したりすることがあった」と回答。やはり、新しい環境へ踏み出したことで、不安な気持ちが大きかったと思い返す人は多いようです。

また、入社当時の心配事についても調査。最も多くの共感を集めた項目は「アドバイスしてくれる同僚や先輩、上司に出会えるか」で、全体の75％が「非常にそう思う」もしくは「そう思う」と回答しました。このことから、多くの新社会人は周りからのアドバイスを求めていると考えられます。

「上司に良い印象を与えられるか」心配していた人も多く、全体の68％が共感。「職場に合わせて、髭を剃ったり整えたりすること」を心配していた人は59％でした。さらに、59%の人が「どうすれば毎朝のルーティーンをよりよくできるか」心配していたことや、64％の人が心の支えを必要としていたことも判明。職場での人間関係から、自身の印象や身だしなみに関することまで、新社会人が抱える幅広い心配事が明らかになりました。

2020年は、コロナ禍の影響により、ビジネス環境が大きく変化しました。会社員が実際に感じた環境の変化を調査したところ、64％が「以前に比べてビデオ通話でやりとりをすることが多くなった」と回答。テレワークやオンライン会議の普及は、2020年のビジネスシーンにおけるもっとも大きな変化だったことがうかがえます。

一方で、「服装や髭などのルールが、以前よりも緩和された」と回答した人は全体の約４分の１にとどまりました。画面を通してのやりとりが増えたとはいえ、身だしなみに関するルールや意識にはあまり変化がなかったことが分かります。



2021年の新入社員が働き始める際、苦労すると考えられることについて答えてもらいました。７割の人が「人間関係の構築」、「対面でのコミュニケーションができないこと」と回答。「人間関係の構築」は、環境が変わるこの季節、例年多くの人が心配に思うことですが、「対面でのコミュニケーションができないこと」という今年ならではの課題を心配する声も多く挙がりました。



そこで、そんな大変な時期に入社を迎える新入社員へのアドバイスとして、新入社員が職場で良好な人間関係を築くために重要なことについて調査しました。その結果、上位には「学ぶ姿勢」「積極的に業務にあたる」が挙げられ、約9割が重視していることが分かりました。「髭を剃るなど、きちんとした見た目」は、77％が重視していると回答。オフィスに出社する場合も、在宅勤務の場合も、新入社員には社会人としての心構えだけでなく、きちんとした身だしなみも求められていることが明らかになりました。