琉球HAL ライブ開催！コロナ禍に音楽で「心の予防薬を」

沖縄出身の音楽家で著述家の琉球HALが29日、東京・渋谷PLEASURE PLEASUREにて、２年ぶりとなるワンマンライブ『HAL LIVE 創世記2021～GENESIS～』を開催した。

2009年から年間90本近いライブ活動や講演会を行い、2018年にはアメリカツアー（ノースキャロライナ、ニュージャージー、アイオワ、ニューヨーク）を敢行。各地のメディアでも大きく取り上げられたHAL。

２年ぶりとなる今回のライブ開催を前に、琉球HALは「いつの時代でも平和が失われると真っ先に奪われるのが音楽だと思っています。今回のコロナでも最初に奪われたのが音楽を含めたエンターテイメントだと思っています。いろいろな議論はありますが、私は平和を守る門番として、敢えてこのタイミングでライブを開催しようと決心しました」とコメント。

そんななか迎えたライブ当日、新型コロナウィルス感染防止のガイドラインに準じライブ会場では、ソーシャルディスタンス、ライブの途中に換気の為の休憩時間を設ける等、感染予防の徹底対策が行われた。

一人ひとりの心に語り掛けるような優しく力強い琉球HALの歌声に心を揺さぶられたファンの目からは涙があふれる様子も見られた。

ライブを終え、琉球HALは「僕は音楽家としても活動しながらカウンセラーとしても29年間、延べ人数で20万人以上の皆様と接してきました。僕にとって『音楽』とは『心の予防薬』だと思っています。カウンセリングは『心の薬』です。今の世の中、末病の人が増えています。つまり病気の手前の『未病』の状態。僕がカウンセラーを卒業した本当の理由は完全な病気になった時、僕にはその病気を治す力はないと自覚したからです。『病気』は治せないけど『心の予防薬』にはなるかもしれない。僕が奏でた音楽が『皆さんの心の予防薬』になりますように」とコメントを寄せている。