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武井咲「薫は、また演じたい……」いよいよ完結する『るろ剣』公開直前インタビュー

Entame Plex / 2014年7月31日 10時41分



――薫の剣心に対するまっすぐな想いを観ていて、今作でもしっかりラブストーリーがありましたよね。演じる上で、注意したことはありますか?
「薫自身、一生懸命な女の子なので、それが愛情に比例するし、アクションシーンこそラブシーンだと大友監督と話していたので、戦えば戦うほど剣心に対する想いがあふれているように見えるし、好きです! と言っているシーンにしたかったので、思い切ってぶつかっていきました。戦いのシーンで頑張っていなければ、どうしてついてきたの? みたいになって、全然薫らしくないですよね。説得力がないシーンになることがすごく嫌だったから、女の子でもやれるのよって、剣心のためならわたしもするんだっていう強い想いを持って、アクションシーンをやりましたね」

――ちなみにストレートな薫と比べて、ご自身との共通点はありますか?
「薫がいる、あの時代だといいなと思うことは、ありますね。メールとか電話とかネットとか、そういうもので好きとか嫌いとか言うのではなくて、本当に自分自身で表現するアプローチは素敵だなと思うから。時代が違うので重ねて比べることはないですけど、薫みたいな人間でありたいなとは思います」

――さて、完結編の『るろうに剣心 伝説の最期編』で、神谷薫ともお別れですね。長く関わっただけに、離れてしまうことに特別な想いは?
「薫として濃い時間を過ごしてきたので、この時代の深い謎をまだまだ知りたいと思うこともありますし、彼女のことは性格的にもすごく好きなので、寂しいですね。薫からピュアな気持ちをもらう、心が洗われるような、これでいいんだっていう瞬間があったりもしたので、頻繁に会いたいですね(笑)。薫は――また演じたいですね」



――佐藤さんは剣心のことを“友達”と表現していました。武井さんにとっての薫とは?
「わたしは一人の別の人間として見ていて、友達みたいな距離感ではないので不思議ですが、彼女みたいな人がいれば本当にいいなって思いますね、あれほど真っ直ぐで、ピュアで素直な人が周囲にいるといいなって思うし、今みたいな時代だからこそ、彼女の強さみたいなものも大事だと思います。だから、今の時代に“るろ剣”みたいな作品を観ると、とても新鮮で激しくて、新しい。本来の人間はこうだ、とわたし自身は思いを新たにしますね」

映画『るろうに剣心 京都大火編』は、8月1日(金)より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は、9月13日(土)より、二作連続超拡大全国ロードショー!

©和月伸宏/集英社 © 2014『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』製作委員会
取材・構成・撮影:鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

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