来日したカイル・イーストウッドに直撃! 父クリント監督作『ジャージー・ボーイズ』を語る
Entame Plex / 2014年9月27日 18時34分
来日したカイル・イーストウッドに直撃! 父クリント監督作『ジャージー・ボーイズ』を語る
映画ファン、音楽ファン待望の一作、フォー・シーズンズの経歴をベースにしたトニー賞受賞ミュージカルをクリント・イーストウッド監督が映画化した『ジャージー・ボーイズ』が公開へ。あの名曲誕生の秘話に隠された感動の真実を描く本作は、これまでのイーストウッド作品とは「一味違うよね(笑)」と語る男が、ミュージシャンでイーストウッドの実子カイル・イーストウッド! このたび、ブルーノート東京でライブをするために来日したカイルに、この映画の見所&音楽、そして父クリントのことなどについて率直な想いを語ってもらった。
――本作では音楽面でプロジェクトに参加したそうですね。
「今回、父に頼まれたことは、ドラマチックなシーンを盛り上げることと、既存の楽曲を使っていないシーンでの作曲だったんだ。なので、フォー・シーズンズのメロディーをヒントにして書き上げた楽曲も一部、使っているよ。いわゆる、スコアって呼ばれる曲のことだよね。この映画は、とても素晴らしくて、ストーリー的にも興味深い。フォー・シーズンズの成り立ちもね。優れたミュージックが誕生した背景が、よくわかる映画だと思う」
――もともと音楽の道へと入った背景には、父クリントの影響が強かったのでしょうか?
「そうだね。でも、僕の父だけでなく母も音楽が得意で、父も母もピアノをやっていた。僕は、そういう音楽一家的な環境で育ったので、僕にとって音楽は人生そのものと言っていい。それは音楽全般に言えることだけれど、特に最初にジャズを教えてくれたのも両親だった。僕が楽器に興味を持った時もミュージシャンになろうとした時も、すごく支えて応援してくれて、それに映画のことも両親が教えてくれた。だから、すごく感謝しているよ」
――父親が『ジャージー・ボーイズ』を監督すると聞いた時は、どう思いましたか?
「第一印象としては、これは今までと毛色が違う映画だと思ったね(笑)。ストーリー的にもプロジェクト的にも、いわゆる典型的なイーストウッド映画とは違うものになるだろうと。でも、だからこそ興味が沸いて、そもそも父は音楽を愛していて、それを映画にとり入れることも得意だ。ミュージシャンの人生を語るような物語は、イーストウッド的だよね(笑)。自分の興味があることには情熱を注ぐ人なので、いい映画になるだろうとは思っていたよ」
――この映画の主人公たちのように、音楽に救われたようなエピソードなどありますか?
「いい質問だね(笑)。僕の場合、音楽とともに人生があるので、本格的なプレイヤーになる以前は、本格的なリスナーだったわけだ。音楽を聴いて分析する作業が楽しかった。だから、1曲だけ挙げるとかは無理だけれど、ミュージシャンで言うと、スティーヴィー・ワンダーとマーヴィン・ゲイ。この2人が僕にとっての2大ミュージシャン。どっちもジャズの人じゃないけれどね(笑)。でも本当に、自分にとって音楽がない人生は考えられないよ」
――映像に音を乗せるような映画音楽を手がける際、どういうことに注意していますか?
「まずは映画をよく観ることかな。でも父の作品の場合は、脚本の段階で内容を知る機会があるので、しっかりと頭の中でイメージできて助かるけれどね。そうじゃない場合は、実際の映画を観て音楽を足したいシーンをピックアップするなどメモを取るよ。実際に音楽を足してみて合うかどうか、音楽でサポートしているかどうか調整することは、毎回の大変な作業になってくるけれどね。最初に映像を観た時、そこで何を感じるかが重要だよね」
映画『ジャージー・ボーイズ』は、9月27日より、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかにて全国ロードショー!
© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT.
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)
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