1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

大宮エリー、12月13日銀河劇場で生まれる新たな物語、イベント「物語の生まれる場所」開催

Entame Plex / 2014年12月4日 20時11分

——イベント前に事前に打ち合わせなどはしていない?
「ある程度決めているし、練習もきっちりやってきますよ。でも、結局は全然違うことをやってるんですけど。その場でお客さんに“どんなのがいい?”って聞いて、“泣けるやつ!”って言われたら、泣けるものをやったり。その生感、やれるのかよって感じが面白くて」



——ジャズのセッションみたいな感じですね。
「そうですね。クラスカでやったときも、(一緒にイベントをやっているミュージシャンの)おおはた君がいきなりロックを弾きだして、“えー!!”みたいな感じで、私も“クラスカー!”ってシャウトして物語を始めたけど、途中で苦しくなって止めるみたいな(笑)」

——そもそも物語って、そんな即興で生まれるものなんですか?
「難しいですよ。ただ、私の場合はお客さんのバイブレーションを吸い取ってやるというか、なんとなく会場から感じることがあって、それを話してる。あとは、自分で映像を浮かべてそれをしゃべったりしてますね。ノリに近い部分もあります(笑)。ただ、そういうときは、終わった後に1人で私が落ち込むことも。私も一応物書きなので、つまらない話をしちゃったって思うと、やっぱりね……。ただ、そんなときでもお客さんは結構盛り上がってくれて……みんな優しいんですよね」

——その場の雰囲気も大きいんじゃないですか、そこでしか味わえない経験が会場を包み込んでいるわけで。
「それに、みんなと一緒に作っていく感覚、それをお客さんにも楽しんでもらえているのかなって思います。ただ私がこういう話をしたいからするんじゃなく……それは料理みたいなもの。たとえ事前にカレーを用意していても、お客さんを見て、疲れてるな、寒そうだなって思ったらあえてあんかけを出したり。体が欲してるものを提供したいし、それで喜んでもらえたらすごく嬉しいし。もちろんそうは言っても手のこんだものもちゃんと見せたいので、きっちり作り込んでいくものもありますけど、それだけだとつまらないから、お客さんの顔を見て作るものも必要なんですよね」



——毎回たった一度のステージ、2度と体験できないステージですね。
「そこでは自分たちが不安なところも、うまくいって喜ぶところも、私たちの全部を見せている。それが面白みの1つだと思いますね。お客さんも全員が全員笑いを求めているわけでも泣きを求めているわけでもなく、両方のお客さんがいるわけで、私たちはそこに対応していかなくちゃいけないんですよ。それは大変ですけど、やりがいもあるんですよね。私は欲張りな人間なので、お客さん全員に満足してもらいたくて頑張ってます」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください