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“闘う”映画コメンテーターLiLiCoにインタビュー 「映画業界を変えたい」その熱い想いとは?

Entame Plex / 2014年12月17日 14時52分

 “闘う”映画コメンテーターLiLiCoにインタビュー 「映画業界を変えたい」その熱い想いとは?

“闘う”映画コメンテーターLiLiCoにインタビュー 「映画業界を変えたい」その熱い想いとは?

全米映画祭を席巻した超感動作『チョコレートドーナツ』のBlu-ray&DVDの宣伝隊長に、映画コメンテーターのLiLiCoが就任。そんな彼女に、発売記念イベント終了後にインタビュー! 「間違いなく、今年の外国映画でナンバーワンです!」と自信を持って同作を送り出すLiLiCoだが、劇場公開時には作品が理解されず、悔しくて泣いたこともあったとか。LiLiCoの熱意が世に通じて大ヒット作となった側面もあるだけに、彼女にとって感慨深い作品のひとつとなった本作について話を聞いた。

――今作がヒットした理由は、どこにあると分析をしていますか?
「ここ2~3年くらいかな、日本人の感覚も変わりつつあると思っていて、これがリアルな結果ということでしょうか。たとえば番組の中で私が正直な想いを話した瞬間に、“私もそう思います”という空気になることがあります。訴える人がいなかっただけで、誰かが言うことで気がつく人がいるわけですよね。会社でも番組でも、ノーベル賞を獲れば手のひら返しみたいな(笑)。それとネットのおかげで、人に伝える力が強くなった。100人、1,000人とか、すぐ拡散すること。それが大ヒットのポイントだったとは思います」



――今作はLiLiCoさんが紹介したことでヒットしたという背景があるようですが、映画パーソナリティーの仕事をしているなかで、こういったことはありました?
「今回が一番です。ここまでの経験はないですね。『歓びを歌にのせて』というスウェーデン映画もヒットしましたが、上映館が1~140館になるとか、“LiLiCoが泣いた”で検索ワードがトップとか、そういう現象的なことでは今回がナンバーワンです」

――劇場公開時には作品が全然理解されず、悔しくて泣いたこともあったそうですね。というよりも、ご自身の「王様のブランチ」では、感極まって泣いてしまったそうで。
「この映画の宣伝マンがパブリシティーに奔走していた時に、ダウン症とゲイが言えないってことで、テレビでの紹介は無理だということが続いて泣いていました。さすがに、私も悔し涙が出ましたね。小さいなって。もう小さい人間は見飽きました(笑)。後日、MXテレビに出た時にキー局はゲイとダウン症が言えないので、名作が陰に隠れておりますと言ったら、ツイッターが盛り上がって。そこからですね。キー局でもやるようになって」



――そこまでして闘い続ける理由は?
「さすがに26年間も日本にいると、テレビ的に扱いにくい題材であることは自分でもわかります。でも映画を紹介する仕事をしているので、超大作ばかりを紹介するのじゃなくて、いい映画はとり上げないとダメ。「王様のブランチ」の映画コメンテーターが14年目で、その前のMXテレビも入れると15年。毎年、今年のナンバーワンは、ミニシアター系です。もちろん超大作も観ていて楽しいけれど、そもそも映画は生きるヒントを与えてくれるエンターテイメントだと思っているの。この映画もそう」

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