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女優:山村美智、「『オレたちひょうきん族』のイメージが消えない時代があった」

Entame Plex / 2014年12月18日 14時48分

――超多忙そうだった当時と比べ、女優業を軸にする現在と充実度の違いはありますか?
「フジテレビを辞めた後、どれだけ組織の存在が大きかったかを痛感しましたね。役者は収入も不安定ですし。でも辞めてなかったら、自分の書いた二人芝居を英訳して、NYのオフ・ブロードウェイで上演することもなかったわけです(笑)。だから、苦しいこと、つまらないことがあっても、すべて必要なことだと思うようになりました。それはこの世界だけでなく、どなたの人生でも同じことですよね。“いまある自分こそが、正しい”と」



――最後になりますが、女優業をはじめ、日々の仕事で、気をつけていることは何ですか?
「周囲の人たちの力も引き出してあげることを考えていますね。自分の力はもちろん出して、 役柄に没頭することは基本中の基本。それプラス、周りの人たちの魅力をどれだけ引っ張り出せるかを考える。それは本番だけではなく控え室でも。特に、こういう家族の映画の場合、私はいつでも母親でいるわけで、その子が頑張っていける環境を作ってあげたいなと。でも、きっとこれって、 アナウンサー時代に培った素養かもしれないですね。アナウンサーは、ゲストやメインMCを立てる役割も担うので。私、先ほどアナウンサーを寄り道と言いましたが、実は、必要な寄り道だったのかもしれませんね(笑)」

映画『ゆめはるか』は、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開中!

(C) 2014「ゆめはるか」製作委員会
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

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