須藤元気率いるWORLD ORDER「サードアルバムは結成5年の集大成」
Entame Plex / 2014年12月22日 19時20分
須藤元気率いるWORLD ORDER「サードアルバムは結成5年の集大成」
須藤元気率いる、先鋭的なアニメーションダンスとデジタル系テクノ&ハウスが融合し、唯一無二の世界観を表現するダンスパフォーマンス・ユニット:WORLD ORDERが、2年半ぶりとなるサードアルバム、「HAVE A NICE DAY」をリリース。今作で「ある種の到達点に届いた」と分析する須藤と、メンバーの内山隼人、森澤祐介、高橋昭博、落合将人、上西隆史、富田竜太に最新作への想いや結成5年間の軌跡、今後のWORLD ORDERについてインタビューした。
――ファン待望のサードアルバム「HAVE A NICE DAY」、今作の特徴は?
須藤元気(以下、須藤)「映像のクオリティーやパフォーマンスが、相当のレベルで進化している手応えはあります。グループとしてのグルーヴ感、僕らの足並みも揃ってきているので、今までとはまるで違いますね。初期は手探りでしたが、結成して5年経って、全体の空気感も振動もバイブレーションも1つになってきている。そのシンクロしている感じを、より見せることができていると思います。ある意味で完成形、集大成、最終形のWORLD ORDERを見ていただければなと」
落合将人「まさしくその通りですね。それこそ振付の段階から、長いこと皆で足並みを揃えてやってきているので、昔とは違います。すごくいい状態で臨めていたと思いますね」
上西隆史「僕たちの特徴としてはロボット。パフォーマンス中は正面を見ていて仲間が見えていないのですが、今まで足並みを揃えてやってきた感覚があるので、なんとなく感じることがあるんです。その感覚やつながりが研ぎ澄まされてきた感じはしていますね。そういう意味でも、ある意味、集大成じゃないかなって思いますね」
――パフォーマンスのクオリティーを含め、初期の活動は大変でした?
須藤「表現方法としては特別に新しいものではないですが、これは別問題、まずは僕のダンススキルの問題があり、その上で街の中でゲリラ的に撮影を行うとか、アプローチとしては独特、新しいことをしていたので、それは難しかったですね。でも、それは挑戦であり、楽しさでもありました」
――ゲリラ撮影では外国の人などギャラリーがすごく驚いていますが、そのときはどんな気分なんですか?
須藤「よし! という感覚はありますよね(笑)。それは映像として使える、という意味で。僕らの映像は中毒性があると言われますが、それってすなわち臨場感のことで、周りに映っている人のことだと思います。その人たちは僕たちを見て、素のリアクションをする。そういう臨場感があるかどうか、ハマるかどうかということは、小説でも映画でも何でも同様です。それだけが目的じゃないですが、僕らの中で大きな要素にはなっていますね」
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