園子温、今夏公開の新作は主演に長谷川博己を迎えた自身初の特撮映画に
Entame Plex / 2015年1月20日 21時7分
園子温、今夏公開の新作は主演に長谷川博己を迎えた自身初の特撮映画に
園子温監督の最新作「ラブ&ピース」が、今夏公開することが決定した。
これまで「愛のむきだし」、「ヒミズ」などを手掛けてきた園子温監督の新作は、崩壊する東京の街に巨大化した愛の怪獣が東京の街に現れる自身初の特撮映画。主演には長谷川博己、その他、麻生久美子、西田敏行、さらには渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、深水元基、手塚とおる、田原総一郎、水道橋博士、宮台真司、茂木健一郎、津田大介、真野恵里菜、神楽坂恵、松田美由紀などが出演する。
物語の舞台は、2015年夏。サラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)は、以前はロックミュージシャンを目指していたが挫折し、以来うだつのあがらない毎日を過ごしていた。同僚の寺島裕子(麻生久美子)に想いを寄せているが、小心者すぎてまともに話すこともできない。ある日、良一はデパートの屋上で一匹のミドリガメと目が合い、運命的なものを感じる。良一は、その亀にピカドンと名前をつけてかわいがるが、会社で同僚にからかわれピカドンをトイレに流してしまう。すぐに後悔し失意の良一だったが、ピカドンがその後下水道を通り地下に住む謎の老人に拾われたことにより、その後良一に思いもよらない超展開が待っていた……。
今作に関して監督の園子温は「この作品は俺の魂の集大成だ」と語り、主演の長谷川も「今回、園子温監督作品で二度目の出演、そして初めて主演を務めさせていただきました。一人の冴えないサラリーマンがロックスターになる、そして怪獣が出てくる特撮映画だ、と聞いて一体どんな映画なのか想像がつきませんでしたが、出来上がった作品をみて不覚にも涙しました。見る人たちそれぞれにカタルシスのある作品です。過酷な撮影は、二度と園監督の作品に出たくない!とも思わせましたが、やはりやって良かった!また新たな一面を引き出していただきました。園子温監督の自由な発想、魂の叫び、また皆さんが度肝を抜かれる事となるでしょう。どうぞお楽しみに」とコメント。
さらには「園さんとは、10年以上前に、未だ公開されていないショートフィルムでお仕事した事があって、その後にドラマ「時効警察」でお世話になりました。そして今回、園さんオリジナルの作品に出演させて頂く事になり、とても楽しみにしていました。衣装合わせの時には、とにかくダサく、色気はゼロで麻生久美子だと分からない感じでやって欲しいと言われたので、今までにない自分を引き出して貰えそうでワクワクしたのを覚えています。ストーリーもファンタジーで心に響き、今まで観た事のない素敵なとんでもない映画になっていると思います。やっぱり園さんの才能は計り知れない凄さがあると思いました。一緒にお仕事出来てとても楽しかったです!」(麻生久美子)、「下水道のセットの中でひたすら一人芝居をするという、今までで初めての体験をしました。人間の共演相手もなく、撮影中はこれで大丈夫なのかななんて不安に駆られながらやっていたんですが、出来上がった作品は素晴らしく、手に汗握りながら最初から最後まで楽しく観ました。とても園子温監督らしい映画だと思います」(西田敏行)とそれぞれコメントを寄せている。
なお、現在ティザーヴィジュアル及び、特報も解禁されている。
©「ラブ&ピース」製作委員会
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