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辻井伸行の生演奏に松坂桃李「勇気をいただいた」、西田敏行は感動して涙

Entame Plex / 2015年1月21日 10時2分

 辻井伸行の生演奏に松坂桃李「勇気をいただいた」、西田敏行は感動して涙

辻井伸行の生演奏に松坂桃李「勇気をいただいた」、西田敏行は感動して涙

文化庁タイアップ映画「マエストロ!」の公開直前イベントが、20日都内で開催され、今作に出演した松坂桃李、miwa、西田敏行、さらには小林聖太郎監督、そしてエンディングテーマ「マエストロ!」を担当したピアニストの辻井伸行が登壇した。

まずは松坂、miwa、西田、小林監督の4人がステージにあがり、一通り挨拶をすませると話題は指揮指導・指揮演技監修で参加した世界的指揮者:佐渡裕氏の話へ。今回指揮者役を演じ、佐渡から直接指導を受けた西田は「(佐渡は)情熱を人間にするとああいう形になるんだろうな、というぐらい熱血……そして表情が豊かな人、佐渡裕(ゆたか)です」とダジェレで笑いを誘う。一方、松坂は「大木のような人だなと思いました。オーケストラの前に立つと一瞬にして森になり、情熱が一瞬で伝わり、空気が一瞬でかわる……あの存在感、オーラを直に体験できたのはすごく貴重でした」と感慨深く語り、miwaは「(劇中で自身が担当した)フルートを熱く指導していただいたんですが、でもプロじゃないからどうしようと困惑しました」と撮影エピソードを明かした。
その後、この日は本編さながらに西田が四重奏を従え、ベートーヴェンの「運命」の冒頭のみだがタクトを振るう姿を生披露。これには集まった多くのお客さんも拍手喝采、会場も大いに沸いた。

若きバイオリニストを演じた松坂、フルート奏者を演じたmiwa、今回はともに楽器演奏初挑戦。とりわけmiwaは女優デビュー&映画も初出演とのことで「すごくいい経験をさせていただきました」と話しつつ「私の役は天才の設定で……どうやって天才を表現するか難しかった」と本音をポロリ。松坂も楽器演奏初挑戦に関して「現場に入る前から練習の時間をいただいて、現場に入ってもプロのオケの方々に指導いただいて……ある種本物の経験をさせてもらいました」とコメント。

そして、壇上にはスペシャルゲストの辻井伸行が登場し、彼が書き下ろした本作のエンディングテーマを生演奏。それを間近で体験した西田は「感動して涙が……」と涙ぐみ、辻井と同い年の松坂も「鳥肌が……でも、とても癒されます、勇気をいただきました」と興奮気味に話していた。
辻井は、以前から音楽の映画に関わる仕事がしたかったとのことで、今作に参加できたことを光栄だと話し、さらには現場の様子についても「とてもあたたかい現場で、みなさんがたくさん練習してこんなに(楽器を)弾けるようになるなんて」と出演者たちの頑張りに感動したことを口にするとmiwaは「撮影の合間に会話もなく、ひたすら練習してたのが報われます(笑)」と笑顔で話していた。

そして、最後は松坂が「今回は音楽の力は偉大なものだと実感しました。オーケストラと言えども、1人1人はバラバラな人たちが1つのものを作る。その素晴らしさ、楽しさ、喜びが詰まっています。コンサートシーンを目と耳で実感してもらえるとうれしいです」と本作をPRし、イベントを締めくくった。

映画「マエストロ!」は、1月31日より全国公開。

(C) 2015『マエストロ!』製作委員会 (C) さそうあきら/双葉社

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