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泣けるミステリー『イミテーション・ゲーム』に登場する暗号機“エニグマ”の劇中写真が公開

Entame Plex / 2015年3月12日 16時46分

 泣けるミステリー『イミテーション・ゲーム』に登場する暗号機“エニグマ”の劇中写真が公開

泣けるミステリー『イミテーション・ゲーム』に登場する暗号機“エニグマ”の劇中写真が公開

3月13日(金)より公開の映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。主演のベネディクト・カンバーバッチが、実在の天才数学者:アラン・チューリングを熱演した本作は、泣けるミステリーとして、トロント国際映画祭の観客賞受賞、第72回ゴールデン・グローブ賞作品賞含む5部門ノミネート、そして、本年度アカデミー賞にて脚色賞を受賞し、作品賞、主演男優賞(ベネディクト・カンバーバッチ)、助演女優賞(キーラ・ナイトレイ)他8部門にてノミネートされた話題作。

数学者として、また暗号解読者やコンピューター科学者として非常に優秀だった主人公・チューリングは1939年、バッキンガムシャーにあるイギリス政府の暗号解読センター:ブレッチリー・パークで働くチームの一員となる。優れた科学者や言語学者、諜報部員らが集められたその目的は、第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号機“エニグマ”を解読する事。

このたび、その“エニグマ”を正面から映し出した劇中写真が初披露となった。



エニグマが難攻不落な暗号だと言われたその理由は、1垓5900京通りもの組み合わせによる暗号のパターン数。これは、10人の人間が毎日24時間働き続けても、全ての組合せを調べ終わるまでに、なんと2000万年もの時間を要する。しかも、ドイツ軍は1日の発信を終えると毎晩0時に鍵を変えてしまうため、24時間以内に暗号を解かない限り、暗号解読はまた振り出しに戻ってしまうことから、“エニグマ”が解読されることは起こりえないと言われてきた。



そんな“エニグマ”に対して成す術のなかったチームに溶け込めずにいたチューリングは「マシンに打ち勝つのは、マシンだけなのでは?」と考え、一人で暗号解読マシンを開発し始める。そして、そこにクロスワードパズルの天才ジョーンが加わり、彼の良き理解者となったことで、彼の心に少しずつ変化が現れ、チューリングの勝手な行動に最初は憤慨していたメンバーも徐々にサポート。一人ではなくチーム全員で“エニグマ”を解き明かそうと考えを改め、遂に“エニグマ”の暗号解読に成功する。



しかし、“エニグマ”を解読したことを敵に知られれば即座にその構造を変えられてしまう……、そう気づいたチューリングは、勢力を広げるドイツ軍から世界を救うため、MI6と手を組み新たな極秘作戦を計画。だが、それは彼の人生はもちろん、仲間との絆さえも危険にさらすものだった。果たして、その極秘作戦の全貌とは、そして、孤独な天才を支え続けた心が震えるほど切ない秘密とは──。

チューリングが、“エニグマ”を解き明かしたという事実は、50年もの間、世間に公表される事はなかったという。モルテン・ティルドゥム監督は「機密情報の歴史の中でも最高の秘密だからだ。彼らは連合国にエニグマを渡し、『これは解読不能な暗号機だ』と言った。実際は解読していて、通信を傍受していたが、秘密にしておくことが非常に重要だったんだ」と、その真相について語っている。

映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は、3月13日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国ロードショー。

© 2014 BBP IMITATION, LLC

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