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永瀬匡、初の主演映画「ズタボロ」“観たくないって思う人にこそ観てほしい”

Entame Plex / 2015年5月8日 17時0分



――ちなみに今作は2007年に公開された映画『ワルボロ』の続編的な作品ですが、それは見られました?
「プロデューサーさんや原作者のゲッツ板谷さんからは、あらかじめ『ワルボロ』は取っ払って全然気にしなくていいと言われてて。特にゲッツさんからは“俺の話だけど、演じるのは永瀬君だから俺に似せようとしてウソになったら困る”とも言われて。それですごく楽になりました。『ワルボロ』も見ましたけど、あまり気にしてなかったです」

――物語としてはかなりハードな話ですが、こんな学生生活に憧れとか感じます?
「イヤですね、平和に暮らしたいです(笑)。ただ、男としては言いたいことを言ったり、強がったりっていうのは大事かなと思います。肉体的なケンカはさておき、コーイチのように誰かに対して強がりたい、行動で示したい、そういう部分は魅力的ですよね。俺自身、そういう人間でありたいと思うし、そういう人間と関わっていきたいなって思います」

――そういう意味では、今回出てくるキャラクターはみんな魅力的ですよね。
「キャラクターも素敵なんですけど、それを演じるキャストのみなさんも人間としてすごく魅力的だったんですよ。みんな男らしいし、女らしい、すごくリスペクトできる人ばかりで。しかも、それがちゃんとキャラクターにも出てて。それをうまく出してくれた監督をはじめ、スタッフの方々もみんな人間臭くて、作品にその空気感が出てるなって思いました」

――スタッフみんな気持ちを共有してたんですね。
「みんな“やってやろうぜ!”って気持ちでしたね。撮影もカメラを手持ちでずっと頑張ってくれたり、いろいろなところで愛を感じたから、俺も生半可な気持ちじゃできないなっていうのもあったし、一体感がありました」



――今作のタイトルは「ズタボロ」。永瀬さん的に“ズタボロ”になった経験ってあります?
「最近だと、“ズタ”まではいかないけど、今撮っているドラマ(「心がポキッとね」)でありました。先輩方がみんないる中で、盛り上げようとするんだけどみんな全く盛り上がらないシーンがあって、それを何度もやったんですよ。盛り上がらないってわかってても、いくらお芝居とはいえ辛かったですね(笑)」

――最後に、永瀬さんなりの今作の見所を教えてください。
「ポスターなどを見ると血やケンカ、そういった印象があると思うんですけど、誰かを守らなきゃって思ったり、傷みに対してちゃんといたいって感じられることだったり、それは自分に対しても相手に対してもそう思える感覚。そして、親や友だちといった大事な存在に気付かせてくれる作品だと思うんです。でも、それに気付くためには辛いことだったり、見たくないものを見るのも必要で、ある種そういった教材というか、それに近い作品じゃないかなって思います。だから、見たくないって思う人にこそ見てほしいです」



――確かに本編ではポスターから感じる傷みも感じられなくなる、そんな感覚がありますね。
「痛いのはそこじゃないというか……それが伝わると嬉しいですね。今の世の中は、見たくないものを見ないチョイスができるし、人と関わりたくなかったらブロックすることもできる。そんな時代だからこそ見てほしい作品でもあります。きっとこの作品を見たら人は殺さないって思うと思うし。コーイチが最後の最後でとる行動もそれが強さではなく、むしろ弱いからこそのことだと思うんです。そういったことが今はわからなくなってる、人がどれだけ傷付けたらダメになってしまうのか、その感覚がマヒしちゃってるから、そうじゃないっていうメッセージが込められてると思うんです。そこをしっかり観てほしいですね」

© 2014東映ビデオ

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