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人気モデル:エリーローズが明かす「私がテレビに出ないワケ」

Entame Plex / 2015年7月24日 19時39分

――テレビ業界もなかなか特殊で、どう付き合うかもセンシティブな問題ですよね。

「露出を増やせば、もちろん顔も覚えていただけるとは思うんですが、自分がブレてしまうと意味がないですからね。これまでのキャリアをしっかりと活かしていきたいです。それに多忙になるとインプットする時間が減ってしまうので」



――インプットとは?

「旅行だったり、ひとりの時間だったり、音楽を聴いたりヨガをしたり……。そこで感じる五感やフィーリングを自分の栄養として、今度は仕事に出す、つまりアウトプットするのが重要だと思います。この循環が滞ると結果として良い成果が出せなかったりもするんです」

――なるほど。

「“もっと良くできたはずなのに”って、そういう生き方はもったいないんじゃないかと思って。忙しいのも嫌いじゃないんです。ただし、それが自分にとってハッピーなのかどうか、友だちに会えない、家族に会えない、好きな音楽も聴けないとなると、バランスも崩れてきてしまいますから。20代後半からそう考えるようになりました」

――朝晩に分かれるモデルとDJの両立はなかなか大変かと。

「気合いですね(笑)。あとは好きだからこそ続けられる。だたし、モデルだけだと音楽が恋しくなるし、DJだけでもいけない。お互いの良さがあってバランスよく続けていくことを心がけています。キャリアをふたつ持つのは大変ですが、やりがいはあります」

――相互的に良い影響があるんですね。

「根がハッピーで、落ち込んでいる時間はほかに使えるのかなって。もちろん友だちとケンカをしたり失恋したり、落ち込むこともありますけど、それを乗り越えていけたのも仕事を頑張ったりワクワクする何かを見つけることができたからと思います」



――DJに関しては各国からオファーがあるようですが、今後もDJ活動に力を入れていきたい?

「テクノのアンダーグラウンド・シーンをフォローしている方々がいて、そのほとんどがテレビや雑誌では話題になりません。ファッションとしてではなく、そうした硬派な人々に認められたい思いはあります。また、そうした垣根を壊していくのが自分の任務だとも思っています」

――まだまだ偏見はありそうです。

「“ディス”られることもありますよ。モデルとDJを両立していることを理解してもらうのは大変です。海外も同じですが、モデルとDJをミックスするとダサいものになる認識は広くあります。じゃあ、私が地味な格好をしてプレイすればいいのか、そうではなく、日本の若い子たちにも『こんなにカッコいいジャンルがあるんだよ』って知ってもらうために、私は自分の利点を活かす必要があると思うんです」

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