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「クランクインするまでに7年」、森谷雄監督が語る映画『サムライフ』に込めた想い

Entame Plex / 2015年8月24日 15時25分

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「クランクインするまでに7年」、森谷雄監督が語る映画『サムライフ』に込めた想い

27歳、元高校教師。全財産725円。だけど“学校”作ります! そんな若者が、小さな街で本気で社会を変えようと奮闘した奇跡の実話を描いた、映画『サムライフ』のDVD&ブルーレイが発売中だ。高校教師を辞め、長野県上田市に「認定NPO法人 侍学園スクオーラ・今人」を開校させるまでを描いた長岡秀貴の自伝を実写映画化した森谷雄監督に、映画化への道のりや原作者・長岡秀貴との出会いなどについてインタビュー。これまで『しあわせのパン』『コドモ警察』など大ヒット作品のプロデューサーを務めた森谷監督が、本作に込めた想いとは?

――今回、『サムライフ』の映画化が実現するまでに、7年ほどかかったそうですね?
 
「クランクインするまでに7年ですね。僕は仕事柄、ドラマや映画の映像作品のネタを常に探していて……、この『サムライフ』は書店での出会いがきっかけで、気になる本があるなあと手に取って読み始めたら止まらなくなっちゃって、立ち読みで終わらないなってことで(笑)、買って帰ったみたいな話なんですけど、あれはもう8年も前のことですね。当時、教育や教師関係モノをやりたいと思っていた時期で」

――その後、原作者の長岡さんに連絡取って会われたそうで、どういう話題をしましたか?
 
「僕が作っていたドラマをたまたまご覧になっていたみたいで、『天体観測』とか。あれも青春ドラマで、皆が生きかたを模索しているみたいな内容です。そこが印象に残っているとおっしゃってくださって、僕が書いたものでよければ、全然やってくださいみたいな感じでしたね、とにかく熱い人でした」



――大元は実話ですよね。本当にあった話を、物語にする際の注意点はありますか?
 
「僕はプロデューサを長年やってきているので、そういう意味では物語を曲線とかグラフ化できると僕は思っていて。シナリオを作る上で分析をしてきたほうの人間だから、自分が監督をする際に、それがちゃんとできるかどうかでしたね。今まで脚本家や監督にさんざん言ったことを、今度は自分がやれるかどうかなので、相当なプレッシャーでした(笑)。実話なのでオミットできない要素もあって、ギリギリ悩み、やっぱり残そうと思ったシーンもたくさんあります。でも実話だからと言って、エンターテインできてないエピソードを残すことは、長年プロデューサー人生を送った身としては、許せないことでもあって。だからある意味、セルフプロデュースをしながら監督していた部分があります。ただ、監督をするのであれば、エンターテインメント性も持ちながら、ちゃんと社会的な問題やテーマを含めた作品にしなければという想いがあって、脚本を作る上では難しかったですね」

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