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ボランティアは偽善!? 渡辺大が、映画「クロスロード」で青年海外協力隊員役に挑む

Entame Plex / 2015年11月27日 12時30分



――共演者の黒木啓司さんの印象は?

「写真家の役柄に合わせて、つねにカメラを持ち歩いていたのが印象的でした。僕はバギオのマーケットでの撮影もあったのですが、おいしいコーヒー屋を発見して、それを黒木さんに教えると『じゃあ後で行ってみます』と実際に向かったりして。黒木さんもフィリピンに溶け込むことを楽しんでいたと思います」

――映画のキャッチコピー“ボランティアなんて偽善だ”はなかなか痛烈ですね。

「ひとつの考えかたとしてはわかる部分もありますし、とはいえ……とも思います。昔、僕がケニアの村を訪れたときの話で、そこには湖があるのですが、直にその水を飲むと歯がボロボロになるくらいフッ素が強いらしいんです。でも、村人は飲まざるをえない」



――その湖しか水源がないと。

「はい。そこであるボランティア団体が貯水タンクを置いたそうです。ところがポンプが壊れて現在は使われずに不気味なモニュメントとしてそこにある。もちろん、残された彼らには直し方もわからないし、ボランティアもまたいつ来るのか不明というわけです」

――なるほど。

「もちろん偽善とは思わないけれど、とても難しい問題だと思います。自分たちが恵まれた場所にいるなかで、本当にできることは何かと考えさせられます。ただ植えるための種を渡すのではなく、育て方を教えて循環を作ることが必要ではないかと」



――渡辺さんが演じる羽村もドジョウの養殖方法をマヨヤオの村人に指導していますね。

「あれは実際に2012年から、ある協力隊員が実施しているんです。それを物語に取り入れています。その隊員は今年で任期を終えて日本に戻るそうですが、またマヨヤオに行き経過を見届けたいとのことでした。ステキですよね」



――この映画を通じて渡辺さんが伝えたいことは何ですか?

「まず海外とはどんなものか、ということを知ってもらえたらと思います。人は生きていくうえで様々なものに触れますが、日本にいるだけでは知りえないこともあります。今、グローバル化と言われていますが、いろいろな国にそれぞれ特色があって、はっきりと線分けされています。その価値観の違いを知り、興味を持ってもらうきっかけになれば嬉しいですね」

映画「クロスロード」は、11月28日(土)より、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー!

© 2015「クロスロード」製作委員会

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