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go!go!vanillas「胸を張れる作品になった」新メンバーを迎えた最新作『Kameleon Lights』インタビュー

Entame Plex / 2016年2月12日 19時30分

長谷川プリティ敬祐(Bass/以下、プリティ)「僕も同じ感覚ですね。進太郎が徐々にバニラズに溶け込んでいく……という流れはイヤだったんです。どうせなら4人で完成させたものを提示したかった。それがきっちりとできたアルバムだと思っています。『go!go!vanillas』としての純度が高まったというか」

――でも、新メンバーが入ると一瞬、変な空気になりませんか?

プリティ「気を使ったり(笑)。普通はそうですね」

牧「お互いのバンドのライブに出てもらったり、もともと知り合いだったからかみ合いやすかったのかも」

進太郎「僕と牧さんの好きな音楽ジャンルが同じだったのも大きいですよね」

――セイヤさんはアルバムについていかがですか?

ジェットセイヤ(Drums/以下、セイヤ)「これまでの経験が生かされたと感じていますね。個人としても周りの音を聴く余裕が出てきた。あとはメンバーが変わることで、自分が気付けなかった部分や特性もわかってきたんです。新発見が多かった」

――制作のプロセスで印象的だったことは?

牧「歌詞が変わってきましたね。メジャーデビューして、大きな舞台も経験させてもらってきたなかで、競争に勝ち抜くためにも歌詞には強い力が必要だと思っていました。でも、そのうちに自分の書いた歌詞を見て『本当に心から思っていることなのかな?』と感じるようになったんです」

――「作ろう」という意識が強くなりすぎていたと?

牧「絞りだそうと必死なわけですよ。そして、日常とは離れた世界になってしまう。非現実的に自分の理想を訴えるのもロックバンドのひとつの正しい形だとは思うんです。でも、様々なルーツミュージックに目を向けてみたら、どれだけ力を抜くかを大事にしているわけで。本当の自然体から生まれるシンプルな言葉こそ、人の心を揺さぶるものなのかなって」

――優れたコピーライトも同様ですね。スッと心に染み込む。

牧「そのためにはカッコつけるんじゃなくて、自分をさらけ出すことを意識したほうがいいなと、ここ1年を通して考えました。今回のアルバムは、よりナマでリアル。聴いてくれる人と会話をする感覚です。物珍しい言葉をつなぎ合わせて個性を出すのではなく」

――サウンド面に関しては?

牧「以前までは、僕が持っていたアイデアを表現できない部分もあったんです。でも、進太郎に伝えたらかなり近い表現をしてくれて。じゃあ今回は、これまでに貯めてきたイメージを全部出しちゃおうと。今まで聴いてくれていたお客さんからすると『なんか変わった』『新しい』って思うかもしれませんが、もともとあったものを引っ張り出してきた感じです。進太郎のおかげでいろいろな制限がなくなった気がします」

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