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IVANが語るこの国のオネエ事情「日本人はすごく頭が柔らかい」

Entame Plex / 2016年3月3日 14時5分

――なるほど。

「ゲイに恋しつつも母親に『もうすぐ結婚するから大丈夫』なんてウソをつくセレーナのリアルな私生活と、仕事人としての葛藤がとても上手に描けている映画です。彼女が奮闘する姿を見て『私もがんばらなきゃ!』って感化させられましたね」

――IVANさんは2013年に放送したバラエティ番組「有吉反省会」(日本テレビ系)で、性同一性障害を告白していますね。当時はどのようなお気持ちでした?

「私は恵まれた家庭で育ったので、これまで一度も『男らしくしなさい』なんて言われたことがなかったんですよ。だからカミングアウトのときは、やっと言える! って気持ちが大きかったですね」

――日本と海外の性同一性障害の事情ってかなり違うんでしょうか?

「この間もミッツ・マングローブさんやマツコ・デラックスさん、KABA.ちゃんなんかと、『私たちは“オネエ”って枠を与えられて、他の国にくらべたらすごく恵まれている』なんて話していたんですよ。海外にはそんなジャンルはないので。日本の国民がすごく頭が柔らかいからでしょうね」

――どちらかといえば、そのあたりの事情に関して日本は閉鎖的、海外はリベラルなイメージがありました。

「日本って、“オネエ”を含めていろいろな表現が許されているじゃないですか。でも海外だとトランスジェンダー、レズビアン、ノーマル、なんて風にはっきり分けられる傾向があるんです。その点、日本は曖昧さを許す平和的なところがある。一度、海外に行ってから帰国するとより一層感じますね」

――他にはどんな話をしましたか?

「ミッツさんが言ってくれたのが、『全員が全員、IVANを肯定もしないし、否定もしない』ってことです。だからいいね、って思ってくれる人たちにもっといいね! って言われるような人間を目指したいですね」



――映画のキャッチコピーは「ポジティブだけじゃ、ダメかしら?」ですが、IVANさんにとってポジティブとは何ですか?

「あくまで私の場合ですけど、ポジティブはネガティブを『なかったこと』にできる力だと思うんです。例えば、お仕事で失敗しました、でもそれを忘れて、じゃあ次は結果を残そうって考える。そのときの失敗は捨てちゃうんです。ネガティブな感情を残さないよう、常に心がけていますね」

――劇中では薄毛で悩むなど、コンプレックスを抱えた人も登場します。同じく悩みを持つ読者にひと言いただけますか?

「自分が持っているコンプレックスに対して、意外に周りは気にしていないってことですね。自分を充実させていれば周りは気にならないものだと私は考えます。そうした発想の転換が大事じゃないかしら」

――「これが私の人生設計」のタイトルにちなんでIVANの人生設計を語るうえで欠かせない理想のパートナー像をお聞かせください。

「うーん。不倫はしたくないです。ちゃんと未婚のかたとお付き合いしていきたい。見た目は野村周平くんに似ていて、未婚だったらいいです。あと議員じゃなかったらいいです」

――最後に時事ネタをぶち込んできましたね……。ありがとうございました!

© 2014 italian international film s.r.l

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