注目のベトナム人歌手タムちゃん、初楽曲「カムオン～ありがとう～」を披露

「幼い頃から日本が大好き。そして、ベトナムの文化も好き。だから、その文化を日本のみなさんにも伝えたい……」
これは、今年９月にCDデビュー予定のベトナム人歌手タム（通称：タムちゃん）が、本日３月30日に都内のスタジオで行った公開レコーディングでの一コマ。

彼女は昨年８月にベトナム・ハノイで開催された「ベトナムと日本の友好歌手オーディション」にて、ダイアナ・ロスの「IF WE HOLD ON TOGETHER」を熱唱し見事グランプリを獲得。そして、今年の８月にはベトナム、９月には日本でのCDデビューが予定されている期待の新人だ。



この日、ベトナムの民族衣装アオザイを身に纏い登場したタムは、大勢のマスコミの前で彼女の初楽曲でありCDデビュー曲となる「カムオン～ありがとう～」を披露。「本当に緊張していますが、日本の記者の方々の前で歌えるのがとても嬉しいです」と話しつつも、そんなそぶりを感じさせることのない堂々としたパフォーマンスを見せてれくた。



「カムオン」とはベトナム語で“ありがとう”を意味し、彼女が初めて覚えた日本語もこの“ありがとう”という言葉だったとか。そんな初楽曲に対してタムは「この歌は男女の恋愛がテーマですが、ベトナムのきれいな景色や文化も入っているのでベトナムのことをイメージしてもらえたら」とコメント。

今回の来日ではすでに渋谷などにも訪れ、そこで見た同年代の日本人女性の若さに驚いたとか。さらにはタム自身桜が大好きとのことで「ちょうど桜の時期で嬉しいです。東京の桜の写真を撮ってベトナムの友達に見せたら、みんなうらやましがってました」と笑顔で話していた。



現在はベトナム・ハノイを拠点に活動している彼女だが、今後はもっと日本語の歌を歌いたいと話し、さらには「日本の歌をベトナムに持って帰り、そこでみんなにもっと日本のことを知ってもらいたいし、日本の人たちにもベトナムのことを知ってほしい」と、両国の文化交流にも意欲的。また、歌手としての活動だけでなく映画や飲食など、より文化的な分野でも活動したいと今後の展望を語った。

なお、現在は公式ブログが立ちあがり、４月３日（日）にはニコニコ生放送とAmeba FLESH!で同時生放送（21時開始予定）される「西浦秀樹のめざせ紅白！」に出演予定となっている。