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女芸人・いとうあさこが裸になる理由「喜んでくれる人がいるかぎり」

Entame Plex / 2016年5月10日 13時30分

――13号で大丈夫でした?

「ギリギリ入りました。すみません、どうでもいい情報で(笑)」



――(笑)。ところで、いとうさんは劇団「山田ジャパン」の初期からのメンバーですが、バラエティを含めマルチに活動するご自身にとって演劇とはどんなものですか?

「お笑いとの明確な線引きはありませんね。役者って、憑依型とかいろいろに分類されますけど、私は、生きてきた体験の蓄積が内側から出るタイプだと思っています。だから、お笑いの人生が演劇にもリンクしている気がしますね。
まあ、とはいえ浅いですけど(笑)。それに、あと数日で上演ですが、(演出の)山田がまだ貪欲に面白くしようとしているのも楽しい。今日もワクワクしています。『おお~こうなるか!』って笑っちゃうくらい。“芝居はナマモノ”なんて言葉もありますが、本番になっても話し合って、最終日まで向上心と情熱が続くのは、舞台ならではですよね」

――ところで、いとうさんといえば、4月放送の「耳が痛いテレビ」(日本テレビ系)で、「女芸人の品のなさが育児に影響する」との視聴者からの批判に、「服を着ていても下品な女はいっぱいいる」「品は内側から出るもの」などと答え、ネットでも反響を呼びました。

「もちろん、私自身は上品だとは言わないですよ。乳も放り出していますし。ただ、品というのは、親御さんと子どものコミュニケーションのなかで作られていくものだと思うんです。ですから、そこがちゃんとできていれば、下品なテレビを見て真似するべきかどうかわかる子に育ちますよ、という話だったんです」

――確かにそうかもしれません。

「難しい問題ではあると思います。日本中のお母さんたちがみんな『やめろ!』って言うなら考えなきゃいけないですけど、私たちを見て笑ってくれる人たちもいるわけで……」

――大勢いると思いますよ。

「以前、ある番組で、私が裸にニップレスを貼って人体模型のボディペイントをして地方ロケをしたことがあるんですが、そのときに90歳過ぎのおばあさんが、私に握手を求めてきて『すっごい元気出たよ!』っておっしゃってくださったんです。そのおばあさんの世代の価値観だと、女性が裸になることにすごく嫌悪感を抱くはずじゃないですか。でも、『ありがとう。あと、10年生きれるよ!』って。それを聞いたときに『あ、また脱ごう』って思っちゃいましたね(笑)」

――いい話ですね。

「女芸人って、体も張るし鼻水も出します。でも、それは仕事であって、イコール彼女たちの人間性が下品ってわけじゃないんです。服を着ていても下品な女性もいるし、もっと内側を見てもいいんじゃないですか、と言いたかったんですよ。でも、すごく反響があったようですね、ただのババアの一論だったんですけど」

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