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真田丸モデルのジーンズが発売! 6万円超なのに予約殺到のワケは?

Entame Plex / 2016年6月30日 20時32分

――染め方のポイントは?

「とにかく手作業にこだわり、着用する方のことを頭に浮かべて、1本1本着物のように丁寧に染色しています。このジーンズは、大量生産できない1点モノ。そうしたプレミアムな部分を感じていただければ幸いです。さらにバックの六文銭は、一度ジーンズの藍色を六文銭状に抜染(ばっせん)して、それから筆を使い、着物の京友禅のように手間をかけて作られています。ちなみに、染めの期間は約14日間を要しています」

――大変に手間のかかったものなのですね。良いものを作りたい、という心意気が製品にも反映されていると感じます。では、なかなか気がつかないけれど、じつはここにもこだわった! という隠れたポイントはどこでしょう?

「細かな部分ですが、左前の部分に金属パーツを付属しています。これは刀の下げ緒をイメージしてデザインしました。また、ウエスト部分もバックがやや深めのデザインで、少し落としたような、和服のはかまを着用するような安定感のある穿き心地にこだわりました」



――「大鎧」を含め、デニムを長く愛用するために手入れなど気をつけるポイントを教えてください。

「ジーンズは洗わない、あるいは染めてあるので洗えないのでは? と思われる方も多いようですが、日本は湿度も高い国です。汗をかいたり、汚れたときはこまめに洗って気持ちよくはいていただくことが長持ちのポイントです。色落ちしていくことで、あなただけのオリジナルな1本に仕上がっていくはずです」

――真田幸村をどのような人物と捉えていますか?

「数奇な運命に翻弄されながら、戦国の世をひとつの信念を持って生きた人物のように思います。また、けして揺らぐことのない志(こころざし)がありながらも柔軟な発想も持ち合わせ、さらには家族を含めた人間というものを大切にした人物だったのではないでしょうか」



――現在ではファッション業界が不況にあえぐなか、6万円台のデニムジーンズは一見強気な設定にみられます。

「いまではファストファッションなども、もはやトレンドではなく世のなかに定着し、洋服への価値観も以前とは異なっているようにも見えます。だからこそこの作品は、ひとつひとつに丹精を込め、ファッションとしてだけでなく、身につける工芸品として捉えてほしいのです。確かに強気な価格設定に見えるかもしれませんが、素材やデザイン、製法に徹底的にこだわった結果、どうしてもこの値段にならざるを得ません。職人と制作していくうえで実質必要な価格なんですね。消費する洋服とはまた違った価値観で見ていただければ、決して高い買い物ではないと思います。とはいえ、正直私たちも発売当初は不安でした(笑)。しかし、ありがたいことにたくさんのお問い合せがあり、驚いています」

――予約がスタートしていますが、どのような反響ぶりなのでしょう?

「現在では、注文を受けてから納品するまでに約1カ月間をいただいています。予約当初は14日間を設定していたのですが、予想より注文数が増え、職人の生産が追いついていない状況ですね。ご予約をいただいている方にはお待たせして申し訳ありませんが、その分満足のいく作りになっているはずです」



――では、最後にどんな人にこの製品を手に取ってもらいたいですか?

「そうですね…ファッション好きはもちろん、日本の歴史が好きな方、真田信繁の生きかたに共感してあこがれる方など、様々です。それに、これまで洋服や工芸品には興味がなかったけれど、『大鎧』を着用することで、それらに興味を持っていただけるとうれしいですね」

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