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浜野謙太「バンドをやっているような感覚に近い」怪演冴え渡る映画『闇金ウシジマくん Part3』インタビュー

Entame Plex / 2016年9月27日 16時30分



――天生の塾生の本郷奏多(沢村真司役)さんとの絡みが多かったですが、印象はいかがでした?

「本郷くんはすごく気が弱そうな青年をリアルに演じてくれていましたね。フリーターの彼が天生の異空間に入ってくるミスマッチ感がすごく面白かったので、演じていて楽しかったですね。お互いの持っている世界観をぶつけ合うことをとても意識しました。台詞を掛け合うところなんかはある意味セッションをしているような感じで」

――確かに最後の壇上でのシーンは、ミュージシャンとしてのライブ経験が活きているような印象を受けました。

「僕の場合、芝居もバンドをやっているような感覚に置き換えてしまうというか。うまく言えないけど、自分の中で一回翻訳する感じですね、音楽に。あのシーンもジェームス・ブラウンが乗り移ったぐらいの気持ちでやりましたし。昔、バンドですごく調子に乗ってた頃の話なんですけど、自分たちのやっている音楽にとにかく自信を持っていたので、変な話、全裸でステージに立っても俺らの音楽を聴いてくれるだろうって根拠のない自信があって。それで、地方のライブハウスでライブをやったときに、全裸になって曲を演ったんですよ」

――それってガチの全裸ですか!?

「真っ裸で、ち○こ出して。そしたら、みんな下半身のほうばっかり見て、携帯で写真を撮りまくる人もいて、全然曲を聴いてくれなくて散々でした(苦笑)。自信をポッキリと折られちゃいましたけど、あのときの自分たちに“勝ってやる!”という気持ちでいつもステージに立っています」

――浜野さんが最近一緒に演じて刺激を受けた俳優はいますか?

「いっぱいいるけど、誰にしようかな(笑)。以前、ドラマでご一緒した唐沢寿明さんの演技はすごく刺激になりましたね。いつ役を入れているのか不思議に思うくらいすごく自然なんです。カメラが回っていないときの素の唐沢さんはちゃきちゃきな江戸っ子口調のような感じなんですけど、いざカメラが回って役を演じているときはその役になり切り、なおかつ素の唐沢さんの感じも役にしっかりと乗っているというか。自分の中に役を入れているのか、入れてないのか、“どっちなんだろう!?”って分からないくらいに自然で、いつでも役に自分を持ってこられるのがすごいなって。役者というフィールドではそれが当たり前なのかもしれないですけど、実際に目の前で見ると圧倒されました」



――俳優とミュージシャン、それぞれの活動から触発される部分も多いと思います。

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