モー娘。’16・譜久村聖「私達がしっかりと歌い継いで……」８年ぶりの台湾公演にファン大熱狂！

モーニング娘。としては８年ぶり、そしてモーニング娘。’16としては初の台湾でのコンサート。会場は台北の大型商業施「ATT4FUN」の７階にある「ATT SHOW BOX」。スタンディングで2000人収容できるライブハウスに多くのファンが詰めかけた。

開場から開演までの時間、ステージ上のビジョンにはハロー！プロジェクトに所属するグループのミュージック・ビデオが流れており、開演直前にモーニング娘。’16のナンバーがかかると、会場のボルテージは早くもヒートアップ。今か今かと待ち焦がれたファンの期待は最大限に高まっていく。

会場が暗転し、オープニングSEとともにメンバーが登場すると、悲鳴にも近い声援が！ 場内が異様な雰囲気に包まれるなか「One・Two・Three」でコンサートはスタート。冒頭から盛り上がりがピークに達したかと思うとそのままノンストップで４曲を披露し、熱狂の渦を作り出していく。メンバーは台湾語で自己紹介したのち、「秋麗」や11月23日発売のトリプルA面シングルから新曲「そうじゃない」など新旧織り交ぜてのレパートリーでファンを魅了した。現地でも人気の「泡沫サタデーナイト！」の曲中のラジオDJ風おしゃべりパートは野中美希が担当し、得意の英語で会場を沸かせた。



また、合間には記念撮影やプレゼント抽選会などのコーナーもあり、海外公演ならではの一幕も。生田衣梨奈による執拗な客イジリや、工藤遥の男前（!?）な台湾語の台詞など、パフォーマンスとはまた違った角度からファンを楽しませた。後半は「LOVEマシーン（updated）」や全編英語詞の「One and Only」といった海外公演を意識したナンバーで再び会場を盛り上げた。

そして、「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「What is LOVE？」と勢いよく畳み掛け、「Be Alive」で本編を締めくくった。本編が終了してメンバーがステージから去ると、台湾のファンたちによって発案されたアンコール企画が実施された。フロア一体が、入場時に配布されたハート型のペンライトの真っ赤な光で埋め尽くされ、観客たちは「友」を繰り返し合唱。それを受け、メンバーは合唱に加わりながらステージに再び登場した。



アンコール１曲目には「雨の降らない星では愛せないだろう？」が披露された。この曲は中国出身のジュンジュン、リンリン在籍時のナンバー。現地のファンにも親しまれている曲で、歌い出しからファンの歌声が重なった。終盤の中国語パートを現役メンバーが熱唱したのは大きなサプライズだったようで、この日一番の盛り上がりを見せた。