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『アナと雪の女王』、英語版と日本版で歌詞が違う、その意味とは?

Entame Plex / 2014年3月16日 21時14分

 『アナと雪の女王』、英語版と日本版で歌詞が違う、その意味とは?

『アナと雪の女王』、英語版と日本版で歌詞が違う、その意味とは?

世界にたくさんのファンを持つディズニー作品。その最新作である『アナと雪の女王』が3月14日に日本で封切りになった。日本公開前の3月はじめの時点で、全世界興収10億ドル(約1,000億円超)を突破し、名だたるディズニー作品のなかでも史上最高の成績をすでに記録している。また、本年度のアカデミー賞では主題歌賞(楽曲『Let It Go』)と長編アニメーション映画賞の2部門を受賞するなど、その評価も高い。

この主題歌『Let It Go』は、劇中だけでなくエンディングでも使われる。その日本版の歌手として抜擢されたのがMay J.。「話をもらったとき、飛び上がるほどうれしかった」という彼女はロードショーの翌日3月15日、イオンシネマ幕張新都心にて『Let It Go 〜ありのままで〜』のライブを開催し、観客席からは盛大な拍手がおくられた。

物語の舞台はとある王国。王家の姉妹のひとり、エルサには秘密があった。それは触れるものすべてを凍らせてしまう力だ。それを隠して良き王女を演じてきた彼女だが、成長するにつれてその力を制御できなくなっていく。そしてとうとう王国を永遠の冬に変えてしまうことになる。エルサは王国を抜け出し、ひとりで人生をすごしていく決心をする。同時に彼女は解放される。これで自分らしく生きることができるのだ、と。そんな彼女の変化がいきいきと描かれるシーンで歌われるのが、『Let It Go』である。

ところでこの日本版の歌詞と、英語版の歌詞、かなり違うものになっている。たとえば「これでいいの」は「ありのままで」に、「でも知られてしまった」は「それももうやめよう」に。メロディと詞の長さを調節する以上の改竄がされている。これはなぜだろう。
自分らしく生きる、というのはこの作品のテーマ。そして『Let It Go』を歌い上げるシーンは物語のもっともシンボリックな、観る人を引き込ませるシーンともいえる。それなのにそこで口の動きと歌声がかみ合っていなければ、すべてが興ざめになってしまう。そこで言葉の意味を尊重しつつ、口の動きにあったワードを選びなおして新しく歌詞をつくったという話だ。



劇場に足を運んで日本版を観るとき、このシーンのエルサの口に注目してみよう。こうした細かなところにもディズニーのこだわりは息づいている。

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