長谷川博己vs岡田将生、リアルな警察ドラマで出世を争う
Entame Plex / 2017年2月27日 18時30分
長谷川博己vs岡田将生、リアルな警察ドラマで出世を争う
警察組織を舞台に、人間の出世欲や権力欲、正義とはなにかを描くドラマ『小さな巨人』がTBSの4月期の日曜劇場でスタートする。
日本全国にいる警察官の数は約30万人。その内4万人もの厳しい競争率を勝ち抜いて選ばれた精鋭たちが“警視庁”勤務となる。と言いながら、警視庁の警察官は、俗に言うノンキャリで東京都の地方公務員になる。キャリアと言われているのは警察庁で全国の警察を指揮監督する国家公務員のことを指し、年に15人ほどしか採用されていない超エリートだ。この超エリートに歯向かうノンキャリアは皆無と言われており、逆に、警視庁の内部にこそ“平等”という名の“えこひいき”が存在している。
東京では、1年間で約16万件の刑事事件が発生する。その事件を都内にある102の所轄がそれぞれ担当するが、ときには所轄だけでは手に負えない重大事件が発生。その事件を担当するのが、警視庁が誇る精鋭集団であり、東京の治安を根底から支えている「捜査一課」だ。そして、警視庁4万人の現場警察官の頂点に立ち、捜査に関する全権力を掌握する最高の現場指揮官が「捜査一課長」。警視庁の中で、ノンキャリ最高峰のポジションが、「捜査一課長」。その地位にまで上り詰める方法は、人事。なぜなら、警察とは絶対的な階級社会であり、人事がすべてだからだ。警察では一年を通して様々な階級の昇任試験が行われ、倍率何十倍もの競争に勝ち残ることで階級を上げ、地位を高めていく。
そこで重要となるのが加点制度だ。上司から得られる日頃の勤務評価が加算されるため、上司から可愛がられなくては出世できない。
そんな現実の中で彼らは、いったい何を守ろうとしているのか。正義を守るという当然のことが、これほどまでに難しいことなのか。警察官たちは、毎回その問いかけに直面し、怒りに叫び、目の前の事件と、出世や人事問題に対峙し、究極の選択を迫られることとなる。その中で起きる人事を巡る警察官同士の対立や確執は、サラリーマン社会における人間模様と同様であり、警察官も血の通う個性を持った人間なのである――。
ドラマでは、謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、今までにはない“リアルな警察の姿”そして“人”を描く。
主人公は、実力で“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をする捜査一課の刑事・香坂真一郎。その香坂を演じるのは昨年、興行収入80億円を突破した映画「シン・ゴジラ」で主演を務め、「第40回日本アカデミー賞」で優秀主演男優賞に選出された長谷川博己。
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