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飯豊まりえインタビュー! もがき苦しんだ『暗黒女子』

Entame Plex / 2017年4月1日 11時0分

――例えばどんな言葉をかけられました?

「本読みの時点で『一番ダメだったの分かってる?』って言われたときに“あれ!? 自分ではこの役できるって思っていたのに全然ダメなんだ……”ってかなり落ち込んで。いつも自分の延長線上でナチュラルに演じちゃうことが多いんですけど、耶雲監督が『今回の芝居はそれじゃダメだ。ちょっと芝居がかってるぐらいの演技をしてほしい』と仰られて、まずそこが難しかったです。『もっと自分にないものを出して。自信ないのが出てるよ!』って。でもきっと私にいつみのような要素がないからこそ裏切れる、今までに演じたことのない役どころだから違った一面も観てもらえるチャンスだからと耶雲監督が手を差し伸べてくださったんだと思います。撮影中は監督の喜ぶ顔を見れるようにと必死でした」

――今までなかった部分を耶雲監督が引き出してくれたと。

「殻を破らなきゃいけない作品だったんですけど、耶雲監督だから破れたというのはあったと思います。自分の中で、いつみは棘のある薔薇のようなイメージだったので、“今日も薔薇になるぞ”と思いながら演じてました」



――飯豊さんにとって今作はどんな作品になった?

「一生忘れることのない作品になったと思います。いつみの役は誰もがやってみたいと思うような役柄だと思うんですけど、自分は根拠もなく“出来るだろう”と少し甘く考えていました。今回すごく切羽詰まって、ダメだなと思うこともたくさんあって……でもそれを10代のうちに経験できたのは本当に大きかったと思います。あの現場をもう一回やれと言われたら“えっ!?”と思っちゃうくらい撮影のときは本当に辛かったけど、周りの人たちにすごく助けていただいて乗り切ることができました。今は経験できて幸せだったなと思いますし、きっと今後に繋がるだろうなって。人としてもちょっと強くなれた気がします」

――屋上に4人を呼び出したシーンでは、いつみのドス黒い一面が垣間見れる迫真の演技で惹きつけられました。

「あのシーンは一番いつみになれた気がしましたね。自分の世界の中で、エキストラに過ぎない4人が私に対して何か言ってるけどそれもすべて計算通りだぞっていう感じで……演じていてとても気持ちよかったですね。いつみのような子とは絶対に友だちになりたくないと思いながら(笑)」

――そんないつみは全校生徒の憧れの的のような存在でした。飯豊さん自身憧れている女性はいます?

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