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真田広之、SFホラー大作『ライフ』インタビュー

Entame Plex / 2017年7月9日 15時0分

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真田広之、SFホラー大作『ライフ』インタビュー

未知なる生命体を調査している宇宙飛行士6人が、無重力の宇宙船内で直面する恐怖と死闘を描いたSF<無重力>ホラー『ライフ』が、7月8日より全国公開となった。

本作で、ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ、レベッカ・ファーガソンら、ハリウッドを代表する錚々たる豪華キャストたちとともに存在感を放っているのが、ショウ・ムラカミ役を演じた真田広之。

今回、クルーで一番のベテランとしてミッション一筋に生きてきたシステム・エンジニアという役どころと、真田はどう向き合ったのか。本作についていろいろと話を聞いた。

――本作のストーリーと役柄について教えてください。

「国際宇宙ステーションにいる6人の宇宙飛行士が、一言で言うと“火星にいるエイリアンを調査する”というミッションを果たすための任務についています。国際宇宙ステーションですから、インターナショナルな宇宙飛行士が集まり、それに伴いキャストも国際的で、世界各国から6人集まりました。僕が演じたショウ・ムラカミは、一番のベテランであるシステム・エンジニアです。映画は、人類初の<地球外生命体>を火星で採取して、船内で生体を調べるというところから始まります。そして、その生命体が生きていて、そこからドラマが展開していく、宇宙船中だけの密室劇です。地球外生命体そのものを描くというよりは、それに対峙する6人それぞれが違う立場、バックグラウンドを持つことで、それによって対応の仕方がそれぞれ違う、生命体を鏡として人間を映し出すという人間ドラマ、群像劇です。なので、とてもユニークですし、最初に台本を読んだ時も、これまでに観たことのない映画になるだろうと思いましたし、ダニエル・エスピノーサ監督が非常に感覚が優れているので、この人ならば、ただのサイエンスホラーではなく、しっかり人間を描いてくれるだろうと、そういう思いで飛び込みました」

――役作りをするにあたって、監督とはどんな話をされましたか?

「最初にスカイプで打ち合わせをした時にも、この役の“リアリティ”をどういう風に持っていけば良いかということを話しました。ムラカミは、劇中で地球に残してきた妻に子供(=ライフ)が生まれるんです。タブレットで中継をして立ち会うんですけれども、このミッション中にそういうことがプライベートであるんですよ。しかも、結婚生活の長い夫婦に初めての子供が生まれるということがどれだけムラカミのキャラクターに影響を及ぼすのかという、その辺を一番じっくりと話しましたね。やはり、守る者ができるということは、いざという時に弱点を持つことにもなる。ベテランの宇宙飛行士とはいえ、プライベートでそういうことがあり、そして自分の人生を振り返り、自分の中で葛藤が始まるという。メンバーの中で一番宇宙のこと、宇宙船のことも知り尽くしながらも経験が豊富な分、心のひだもいっぱいあって。良いことも悪いことも、ですね。ミッション一筋に生きてきて、初めて子供ができた。やはり里心もついてしまうし、自分の人生は正しかったのだろうかという葛藤が始まった時に、地球外生命体(=ライフ)が誕生するわけですね。ライフとリンクしていくわけです。そういう意味では監督のこだわりもあって、一番心のひだと言いますか、人間の弱さも含めた感情の機微みたいなものが、このドラマの全体を通して描ければ、という話を監督としました」

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