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ブレイク女優吉岡里帆が語る映画『STAR SAND -星砂物語-』

Entame Plex / 2017年8月4日 13時15分



――今作の中で共感できるキャラクターは?

「みんな個性的ですからね……しいて挙げるなら、満島(真之介)さんが演じていた岩淵隆康ですかね。彼の自分で自分を許してあげられない感じはちょっと共感できます。まわりからは見ていると許してもいいんじゃないかなって思うんですけど、本人はどうしても許せない、意固地になってしまう感覚はわかります。岩淵さんぐらいいってしまうと苦しいですけど、ああいった気分は自分の中に常にあるのかなって。自分は何かミスをしているんじゃないかっていう恐怖も同じような感覚だと思うんです」

――今作はテーマを含め、いろいろと考えさせられる部分も多かったと思いますが、その後の生活に何か影響はありましたか?

「生活の中で変化したことはいくつかあるんですけど、戦争というものに対する考えは一切変わってません。私は父親が広島出身で、小さいころから戦争がいかに愚かで不必要なものであるか教えられてきたんです。今も戦争に反対の気持ちは変わりませんし、むしろより強くなった感じさえします。その思いは監督も同じでしたね」

――『STAR SAND -星砂物語-』は吉岡さんの中でどんな作品になりました?

「まずは親日家の監督と出会えたことはすごく大きかったですし、自分の国のことを改めて考えるきっかけになったことも、私にとっては貴重なものだったかなって思います。最近の日本は特に内向的になってしまっていますが、そんな中で内に籠った感情が開けた作品でもあると思うんです」



――確かに、保坂志保のような自分のやりたいことがわからない、ある種内向的な若者が増えていますが、そんな人に向けてもし吉岡さんがアドバイスをするなら、どんな言葉をかけますか?

「一度好きなもの、嫌いなものを書き出すべきだと思います。書いてわかることってたくさんあるんですよ。私も高校時代にアイデンティティー、自分らしさってなんだろうって思ったときがあって、父親に相談したら“自分の好きなもの、嫌いなものをはっきりと言える人間は絶対にブレないから、まずは書き出してみなさい”と言われて、実践してみたら自分のことが明確にわかったんです。内向的な方は、それがわからないからしゃべれないだけで、わかった瞬間に話せると思うんです。そして、自分の好きなものがわかれば、あとはそれを突き詰めていけばいいだけだと思います」



――最後に、今作のタイトルにもなっている星砂は梅野洋海がすごく大切にしている象徴的なアイテムですが、吉岡さんの中で星砂のようなものってありますか?

「台本ですかね……星砂を無我夢中で集めている洋海を見ていると、私も台本を読んでいるときは無我夢中で無心になれるので。余計なことを考えずにすむし、後で読むと当時の記憶が蘇るものでもあるんですよね」

――それはちょっと意外でした。常に持ち歩いているものとかかなって思ってました。

「なるほど! そういう意味で言うと、最近はオイルにハマってて、常に持ち歩いていますね。なんとも言えない柑橘系の匂いが大好きなんです」



映画『STAR SAND -星砂物語-』は、8月4日(金)〜8月10日(木)東京・ユーロライブ、8月5日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティほかにて順次公開。

©2017 The STAR SAND Team

ロケ協力:ベリーベリースープ 原宿神宮前店
ヘアメイク&スタイリング:山崎惠子
Photo by 竹内洋平

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