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初音ミク、鏡音リン、鏡音レン10周年アニバーサリー公演

Entame Plex / 2017年11月30日 9時20分



ナユタン星人のキャッチーなデジタルロックは、オーケストラとは大きな距離のあるものに思える。しかし、リスナーをソワソワさせる独特の浮遊感がうまく活かされたアレンジで、「アンドロメダアンドロメダ」、「ダンスロボットダンス」、「リバースユニバース」、「エイリアンエイリアン」の4曲を見事につないでいた。



ここで司会の初音ミクがスクリーンに登場し、あらためて10周年の感謝の思いを伝える。そうして演奏されたのは、ボーカロドカルチャーの黎明期から多くのファンを感動させ続けている「歌に形はないけれど」(doriko)。観客の胸には、あの切なく温かい歌詞が流れていたことだろう。本編最終曲は、コーラス隊も交えて披露された「Connecting」(halyosy)。「Smiling」、「Blessing」 に続き、クリエイターのコラボを加速させた名曲に、観客は聴き入っていた。

鳴り止まない拍手に応えたアンコールの冒頭、初音ミクに”仕事を選ばせない”ことで、ボーカロイドカルチャーの広がりを生んできたデッドボールPがスクリーンに登場。初音ミクと野球拳を繰り広げ、観客を笑わせた。楽曲のタイトルコールは、「脱げばいいってモンじゃない!」。そこから「ぽっぴっぽー」(ラマーズP)、「ルカルカ★ナイトフィーバー」(samfree)と否応なく盛り上がる楽曲をメドレーでつなぐと、観客は笑顔と手拍子でそれに応えた。こちらも黎明期を代表する、ミク目線のメッセージソング「ハジメテノオト」(malo)をしっとりと聴かせた後、コンサートのラストを飾ったのは、今や卒業ソングの定番となった「桜ノ雨」(halyosy)だ。吹奏楽譜もリリースされている名曲を日本最高峰のオーケストラで聴くという贅沢な体験に、スタンディングオベーションが続いた。

老若男女、本当に幅広い観客が、一様に笑顔で会場を後にしていく。初音ミク、鏡音リン・レンの10周年を記念するものでもあった本コンサートは、ボーカロイドたちがこれまでそうしてきたように、年齢もクリエイター/リスナーという立場も、音楽のジャンルも超えて人々を深く結びつける内容になった。東京公演はBlu-ray、CDのリリースも決定しているので、続報にご期待を。

© Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

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