ホストクラブで大金を使う無職の女、意外な収入源とは？

５月27日、AbemaTVのレギュラー番組『給与明細』#７が放送された。
怪しくも稼いでいる人や仕事に斬り込みその給与を暴く番組『給与明細』がAbemaTVで復活。番組のストーリーテラーは、テレビ東京で放送していたときと同様にテリー伊藤が務める。

「この人はなぜ高級車に乗れるんだろう？」「オタクはなぜあんなにお金を持っているんだろう？」「この高収入な求人広告は一体どんな仕事なんだろう？」 YouTuber、インフルエンサー、インスタグラマー、パパ活女子にロー活女子。時代とともに生まれては消える仕事や人…この番組は、そんな仕事のウラを暴く「人の財布に首を突っ込む経済番組」。

この日の放送回では、“進化するホストクラブのリアル”に迫った。かつて、巷でホストブームを巻き起こしたホストたち。近年、テレビ出演もあった有名店が相次いで閉店しているという。そこで番組は、ホストクラブを経営する業界に詳しい人物と接触。「ホストクラブは増えているイメージ。条例改正で、暴力団の圧力が減って、若い才能あるメンバーが出店しています。ファッション誌・SNS・インターネットの普及で、ホストクラブが認知されている」と、その人物から話を聞くことができた。

今回取材に協力してくれたのは、歌舞伎町にあるホストクラブ『GRAN』。そこは、まるでアイドルのような爽やか系のホストばかりで、服装もカジュアル。彼らに話を聞くと、「ホストで大金を稼いで、フォリピンで起業したい」、「ホストの前は、大学院で研究をしていた」など、中にはハーフや高学歴のホストも。

気になる給与を調査するため、番組はホストクラブ『GRAN』の給与ミーティングに潜入。ホストクラブは、今でも現金で給与が支給される。ホスト歴１年半の若手ホストに、給与が入った封筒を見せてもらうと、その月収は約10万円。続いて、ホストクラブ『GRAN』のNo.１ホストで、店のオーナーも務める楓流依さんに封筒の中身を見せてもらうと、そこには総額730万円もの現金が。楓は「僕の給料は、店のオーナーとしての取り分と、プレイヤーとしての給料が入る形。プレイヤーとしての給料は、（客が支払った）総売上の半分いくか、いかないかくらい」と明かし、その金額は若手ホストのおよそ70倍。ホストの世界は、今も変わらず実力至上主義であることが分かった。



さらに、楓は「プレイヤーもやれる内は、自分のお金は自分で稼いで、今後何店舗も出したり、店を大きくしたりするために、店のお金はとっておく」と話し、将来を見据えた堅実的なお金の使い道についても言及した。