「令和はポストデジタルに」──アクセンチュアが「DARQの力」など5つのトレンド発表

EnterpriseZine / 2019年4月19日 18時0分

 アクセンチュアが、世界のテクノロジートレンドに関するレポート「テクノロジービジョン2019」を発表した。社会は「ポストデジタル」の時代に移行したという前提のもと、新たに「DARQ」というキーワードを提唱。信頼、責任、プライバシー、セキュリティなどの課題への対処の方向性を示した。

■「いびつな平成」が終わり、「ポストデジタルの令和」が始まる

アクセンチュア株式会社 テクノロジー コンサルティング本部 インテリジェントソフトウェアエンジニアリングサービス
グループ統括 マネジング・ディレクター 山根圭輔氏

  「平成が終わろうとしている今、ふり返ると昭和の時代に思い描いたような世界にはならなかった。きらびやかな未来イメージとは異なり、どこかいびつな世界だ。令和はポストデジタルの時代になる。」──アクセンチュアの山根圭輔氏はこう語る。

 デジタルフォーメーション(DX)が語られる今、「ポストデジタル」を掲げることは性急な感がある。アクセンチュア自身が、これまでデジタルのトレンドへの適応を説いてきたからだ。アクセンチュアによれば「ポストデジタル」は、デジタル技術の終わりを意味するのではなく、むしろその逆であり、デジタル化が進む中、浮上してきた生活者や社会の新たな課題──個人の信頼、プライバシー、責任や倫理などのテーマに取り組むことだという。

 「テクノロジービジョン 2019」は、アクセンチュアが全世界6600名(うち日本人は約300名)へのアンケートによる調査でまとめられた。その結果定義されたのが、1)DARQの力、2)「私」を理解せよ、3)「ヒューマン+」としての労働者、4)自身を守るために全体を守る、5)マイマーケットといった5つのトレンドだ。

アクセンチュア・テクノロジー・トレンド2019

●「DARQ」の力(DARQ Power)

 「DARQ」とは分散型台帳(distributed ledgers)、人工知能(artificial intelligence)、拡張現実(extended reality)、量子コンピューティング(quantum computing)の4つのテクノロジーの総称。

 アクセンチュアは以前は「SMAC」(social、mobile、analytics、cloud)という言葉を提唱していた。「SMACの世界が終わったのではなく、むしろそこにDARQが加わった」(山根氏)
DARQの着目すべき事例として、ドイツの開運業務へのブロックチェーンを用いた改革、Adobeの人工知能による新たな画像補正、人気ゲーム「フォートナイト」のDJイベントがVR上で1000万人の参加者を集めたことなどを紹介した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング