日本企業のDXへの挑戦:「Pivotal.IO 2019」で、JR東日本、富士通、テプコシステムズ、ブリヂストン、ヤフーが語った

EnterpriseZine / 2019年7月12日 6時0分

東日本旅客鉄道株式会社 技術イノベーション推進本部 松本 貴之氏

 Pivotal Japanは7月10日、ユーザー企業向けのカンファレンス「Pivotal.IO 2019」を開催。午前中の基調講演では、同社の開発環境「Pivotal Cloud Foundry」などを導入しているユーザー企業として、東日本旅客鉄道、富士通、テプコシステムズ、ブリヂストンソフトウェア、ヤフーが導入事例を紹介した。

■JR東日本のアプリ開発は「デザイン思考☓アジャイル」

東日本旅客鉄道の松本氏の講演。デザイン思考とリーンXPを活用し「JR東日本アプリ」を開発した事例が紹介された。

東日本旅客鉄道株式会社 技術イノベーション推進本部 松本 貴之氏

 開発においては、Pivotalの開発拠点「Pivotal Lab(ピボタルラボ)」を活用すると共に、デザインシンキングのコンサルティングファーム IDEOとも共同。
 従来のJRアプリにくらべ、はるかにデザイン性を重視。アプリは今後、出発地から目的地までシームレスなルート案内を目指し、MaaSの主要な役割を果たしていくものとなる。
IDEOのデザイン思考とPivotalのアジャイル開発の知見を総合することで、迅速かつ先進的な開発が実現できた。

 「とにかくユーザーの声を聴く、会社の声を聴く、コンテンツホルダーの声を聴くという姿勢で、地道に進めていく」と松本氏は語る。

■DXのための開発ベストプラクティス、「AppTX」

続いて、Pivotalジャパンの正井社長が、同社のベストプラクティス「AppTX」の以下の3つの段階を紹介した。

Pivotalジャパン株式会社 エリアバイスプレジデント兼日本担当ゼネラルマネージャー 正井 拓己氏

「リプラットフォーミング」── 限定的な変更で移行可能な一部の既存アプリをクラウドネイティブ基盤に移行させる。

「モダナイゼーション」──より大きく、より複雑なアプリをモダナイズ移行し、性能やセキュリティなどの非機能要件も取り込み、12ファクターやTDD、CI/CDなどクラウドネイティブ基盤に最適化したリファクタリングを実施する。

「組織のトランスフォーメーション」──組織横断的なチームが継続的なアプリ更新を先進プラクティスに基づいて推進できるように改革する。

こうした手法を用い、Pivotal Cloud Foundry上で新規アプリ開発や既存アプリの移行のスキルを習得するための支援サービス「Platform Acceleration Lab」も展開している。

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