Oracle Cloudのマルチクラウド戦略はAzureとの連携から

EnterpriseZine / 2019年8月19日 6時0分

 2019年8月6日から7日にかけ、Oracleがクラウドビジネスに関するイベント「Oracle Modern Cloud Day Tokyo」が開催された。2019年5月8日に日本のクラウドデータセンターとなる「東京リージョン」を開設から3カ月、Oracle Cloudのビジネスの進捗を占うイベントとなった。

■全てが揃ったクラウドで顧客に最大限の選択肢を

 今回のイベントの登録者は、7,000名を越え、盛り上がりは見せていたが、前週に開催された「Google Cloud Next '19 Tokyo」には1万9,000名の登録があったことを考えると、前を走る3社のクラウドベンダーとの差はまだまだ大きいものがあるようだ。

 Oracleでは日本市場への継続的な投資を行って、この差を一気に縮めたいと考えているだろう。既に年内に日本で2つ目となる「大阪リージョン」を開設することも明らかにしている。

 「先行するAmazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどの競合他社とも、環境的にはイーブンになった」と語るのは、日本オラクル 執行役社長 最高経営責任者のフランク・オーバーマイヤー氏。
日本オラクル 執行役社長 最高経営責任者
フランク・オーバーマイヤー氏

「顧客が日本にデータセンターがあることを望んでいました。それとハイブリッドクラウドも欲しがっています。さらにプライベートクラウドも必要としています。これら顧客の要望に対し、Oracleは最大限の選択肢を提供します。その上でOracle CloudにはIaaSからPaaS、SaaSそしてその上にはData as a Serviceまであります。全てが揃っていることが、Oracle Cloudの他社に対する優位性です」(オーバーマイヤー氏)

 全てを網羅する選択肢を顧客に与える。それを支えているのが、彼らが「Gen2」と呼ぶアーキテクチャを刷新した第二世代のクラウドインフラがあること。そしてサービスの核となるAutonomous Databaseも重要だった。Autonomous Databaseは、最高レベルのセキュリティを備え、最高レベルのパフォーマンスを提供するのに必要だった。これでOracle Cloudの全体像が完結するというわけだ。

 Oracle テクノロジーライセンス & システムズ ビジネスデベロップメント シニア・バイスプレジデントのアンドリュー・サザーランド氏は、Oracle Cloudのプラットフォームの他社に対する優位性について、建物の基礎を想像してみて欲しいと言う。第一世代のクラウドでは大きな建物を建築するには、基礎がしっかりしていなかった。Oracleはそんなクラウドの基盤を見て満足できず、全く新しく設計することにした。基盤をセキュアにし、フラットなアーキテクチャでパフォーマンスも向上させ、可用性も高めたとサザーランド氏。
Oracle テクノロジーライセンス & システムズ ビジネスデベロップメント
シニア・バイスプレジデント
アンドリュー・サザーランド氏

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