DXにポジティブな感触を持っている日本企業は42.4%、ネガティブな感触は47.6%――NTTデータ経営研究所が調査速報

EnterpriseZine / 2019年8月21日 14時0分

トピック4:DX成功企業の特徴とそこから得られる示唆

 ■DX成功企業の定義

 ・本分析にあたっては、DX成功企業を以下の条件により抽出。

「本格活用・展開フェーズ(業務開始・サービスのリリース等)」に至っている企業で、かつ
事前に成果の基準・指標を定めており、かつ
事前に定めた成果の基準・指標に基づいて成果を測定しており、かつ
“成果が出ている”と回答した企業

 ■DX成功企業の特徴(図表4-1)

 ・DX成功企業における各経営基盤の項目のうち、有意な差として“当てはまる”寄りの結果を示したのは以下の6項目。

【戦略】DXで何を達成するかが明確になっている
【戦略】状況に応じてDXの戦略や計画を適宜修正するなど柔軟に運用している
【組織】DXの推進組織またはチームは関係部門を巻き込んで組織の役割を果たしている
【組織】組織間で連携し、全体最適の取り組みを進めやすい組織構造になっている
【プロセス】社内の業務プロセスが明確で関係者に共有されている
【文化】経営トップの意向を受けて現場の責任者が主体的に動く文化がある

 ・逆に、DX成功企業が有意な差として“当てはまらない”寄りの結果を示したのは以下の5項目。

【人材】DXを推進したことが評価される人事制度になっている
【人材】業務とITに関する深い知識と経験を兼ね備えた人材が豊富にいる
【人材】給与や働き方に関してDX人材を厚遇することでよいDX人材を確保できている
【システム】基幹システムの構造が柔軟で新しいテクノロジーを取り込みやすい
【ガバナンス】DXに関する投資判断には従来とは異なる投資対効果基準を適用している

図表4-1:DX成功企業の特徴

 ■DX成功企業とそれ以外の企業との差にみられる成功への示唆(図表4-2)

 ・DX成功企業とそれ以外の企業との各経営基盤のスコアを比較してそのギャップに注目することにより、まだDX成功企業に到達していない企業が今後強化していくべき変革の方向性の示唆を抽出。

 ・ギャップが大きい項目(=今後強化していくべき項目)の上位5項目は以下。

【戦略】DXで何を達成するかが明確になっている
【戦略】状況に応じてDXの戦略や計画を適宜修正するなど柔軟に運用している
【組織】組織間で連携し、全体最適の取り組みを進めやすい組織構造になっている
【組織】DXの推進組織またはチームは関係部門を巻き込んで組織の役割を果たしている
【ガバナンス】各DX施策を個別施策単位ではなく、施策群として依存関係と進捗を管理し、整合性をとっている

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